神熙玲
真理占星術

真理占星術のご紹介


 このページでは、坂本龍馬を素材として真理占星術の概要をご説明します。 真理占星術の仕組みを、ひととおりご理解いただくことができるでしょう。
 またこのページは、ウェブ鑑定を申し込まれた方に届けられる鑑定書と同じ形式になっています。 ウェブ鑑定書の見本を兼ねているわけです。

 真理占星術では、生年月日時分と性別から人間の運命を鑑定します。 坂本龍馬は、1836年1月3日(時分不明)生まれの男性です。

目 次

1. 真理占星術の基礎

 真理占星術は、生年月日を基本に、宿命を知り、運命を切り開いてゆく学問です。 その基本は、中国四千年の歴史の中から生まれた万象学にあります。 万象学とは、地球上の自然界に生かされた人間が織り成す森羅万象をとらえた学問のことです。 万象学の中では、五行説と陰陽説という東洋占星術の大原則が説かれています。

● 五行陰陽説

 五行とは、大自然を構成している元素には木性・火性・土性・金性・水性の5種類があり、 この5つの元素が、図のように互いに助け合ったり、反発し合って自然界を構成しているということです。

相生(そうしょう)関係相剋(そうこく)関係
Javaアプレットを有効にすると「五行の相生関係」を示す図が表示されます。 Javaアプレットを有効にすると「五行の相剋関係」を示す図が表示されます。
隣り合った元素が互いに助け合う関係です。
これを次のように表現します。
水生木(すいしょうもく)水は木を育てる
木生火(もくしょうか) 木は火を起こす
火生土(かしょうど) 燃えた後は土に帰る
土生金(どしょうきん) 金は土から生まれる
金生水(きんしょうすい)水は金、鉄鋼から生じる
ひとつおきの元素が互いに反発する関係です。
これを次のように表現します。
水剋火(すいこくか) 水は火を消す
火剋金(かこくきん) 火は金を溶かす
金剋木(きんこくもく)金、鉄は木を切り倒す
木剋土(もくこくど) 木は土の養分を吸い取る
土剋水(どこくすい) 土は水を濁す

この五行にはそれぞれ意味があり、真理占星術でも、その意味が大きな位置を占めています。
木性→守備  火性→伝達  土性→引力  金性→攻撃  水性→習得

 陰陽説というのは、世の中の事象はすべて陰と陽からなっているという説です。 そして陰と陽は、互いが補い合って調和し、発展するという考え方です。 簡単な例を引けば、男(陽)と女(陰)、昼(陽)と夜(陰)、表(陽)と裏(陰)といったことです。

● 十干

 五行説と陰陽説を組み合わせたものが、十干(じっかん)です。

十干
五 行
陰 陽
十 干
訓読みきのえきのとひのえひのとつちのえつちのとかのえかのとみずのえみずのと
音読みコウオツヘイテイコウシンジン
image樹木太陽灯火平野鋼鉄宝石

 上の表の最下段に十干のイメージを示しました。たとえば陽の水は大きな海、陰の水は小さな雨粒です。 このように陰陽とは、大小、硬軟、明暗といった区別です。
 十干の訓読みに現われる「え」は兄を、「と」は弟を意味しています。 「えと」というのは本来、十干だけを指す言葉でした。

● 十二支

 古代中国では、公転周期が約12年の木星が黄道上のどこに位置するかによって、地球の年を記録していました。 その位置の名前が十二支(じゅうにし)です。 十二支に身近な動物が当てはめられるようになるのは、戦国時代(紀元前3~5世紀)以降のことで、 これは十二支を覚えやすくするためであったと言われています。
 下の表の最下段に、十二支をおおまかに五行に分けて示しました。これは、まず四季に木・火・金・水を当て、 春(3月~5月)=木、夏(6月~8月)=火、秋(9月~11月)=金、冬(12月~2月)=水とし、 さらに各季節の3番目の月を土としたものです。
 今日「えと」という場合は普通、十二支だけを指すようになってしまいました。

十二支
十二支
訓読みうしとらたつうまひつじさるとりいぬ
音読みチュウインボウシンシンユウジュツガイ
五 行

 真理占星術では、 十二支の意味を次のように考えています。一般的な漢字の語源解釈とはやや異なります。
子(ね)1月 北斗七星が夕方地平線から出かかっている形。子の字の横線は地平線を示している。
丑(うし)2月 旧暦の2月ごろは草木の芽の出るころで、丑という字の元の形は芽の形だった。
寅(とら)3月 萌え出た芽が地中に根を張っている姿で、ウカンムリが芽の部分、その下は根の形が変化したもの。
卯(う)4月 四をあらわす4本の棒がもとの形。
辰(たつ)5月 大火(アンタレス)という赤い星が真南に見える月で、古い字体は星の姿をあらわしている。
巳(み)6月 そろそろ蛇が出てくるころなので、蛇の形を書いたが、それが巳の字になった。
午(うま)7月 もとの字形は太陽を示す円を2つ重ねたもので、太陽が2つあるぐらい暑いということを示している。
未(ひつじ)8月 未の字の横線はもっと斜め上を向いて、稲の穂を示し、第3画の下の半分と第4、5画は根がしっかりと張っている姿を表わしている。
申(さる)9月 これは枝もたわわに実った柿の実のかたちから変化したもの。
酉(とり)10月 酉の古宇は酒壷の姿をしている。新米で酒を造って収穫を感謝して喜び合う月である。
戌(いぬ)11月 斧を2挺組み合わせた形から変化した文字で、冬の燃料を用意するために斧が必要なころを示している。
亥(い)12月 伐り倒した木の株と根っこの姿からできた文字。
岡田芳朗著『暦と運勢がわかる本』から抜粋

 暦の土用は、表中の「土」とは異なります。太陽の黄道を4等分して四季とし、さらに各季90度を5等分し、 最後の18度を土用とします。こうすると、木・火・土・金・水が等しく72度ずつになります。 今日では夏の土用(117度~135度)だけが日常生活に残っています。 年賀状にその年の十二支を描く習慣がありますが、暦では月や日にも十二支が振られます。 土用の期間中に巡ってきた丑の日が土用の丑の日です。
 また、土用の最終日が節分ですが、こちらは冬土用の最終日の節分しか言われなくなってしまいました。


2. 龍馬は何の精でしょうか?

● 60干支

 暦(こよみ)では、年・月・日それぞれに十干と十二支を順番に振ってゆきます。 すると次のように60通りの組合せができます。 干支と書いて「えと」と読ませる場合は、こうした十干と十二支の組合せを指しています。 順に番号を振って示します。 なお、真理占星術では、十干は音読みし、十二支は訓読みすることにしています。

60干支
地の精
(土星人)
01 甲子02 乙丑03 丙寅04 丁卯05 戊辰06 己巳07 庚午08 辛未09 壬申10 癸酉
空の精
(金星人)
11 甲戌12 乙亥13 丙子14 丁丑15 戊寅16 己卯17 庚辰18 辛巳19 壬午20 癸未
火の精
(火星人)
21 甲申22 乙酉23 丙戌24 丁亥25 戊子26 己丑27 庚寅28 辛卯29 壬辰30 癸巳
翔の精
(準星人)
31 甲午32 乙未33 丙申34 丁酉35 戊戌36 己亥37 庚子38 辛丑39 壬寅40 癸卯
風の精
(木星人)
41 甲辰42 乙巳43 丙午44 丁未45 戊申46 己酉47 庚戌48 辛亥49 壬子50 癸丑
水の精
(水星人)
51 甲寅52 乙卯53 丙辰54 丁巳55 戊午56 己未57 庚申58 辛酉59 壬戌60 癸亥

 真理占星術では、これら60通りの干支を6つのグループに分け、生まれた日の干支がどのグループに属するかによって、 地の精・空の精・火の精・翔の精・風の精・水の精に分けています。 龍馬は何の精でしょうか? それを知るには、まず、龍馬が生まれた日の干支を求めなければなりません。

● 生日の干支の求め方

 干支が分かっている日を基準にして、ある日の干支を求めることができます。 たとえば、2001年1月1日は甲子(干支No.1)の日でした。そこで、 2001年1月1日以降に生まれた方は、ここから順に甲子(干支No.1)、乙丑(干支No.2)、丙寅(干支No.3)……、と生まれた日まで進め、また、 2001年1月1日以前に生まれた方は、ここから逆に癸亥(干支No.60)、壬戌(干支No.59)、辛酉(干支No.58)……、と生まれた日まで戻ることにより、 生まれた日の干支を求めることができます。

 しかし、これでは大変です。計算で求める方法をご紹介しましょう。 まず、生まれた日から2001年1月1日までの日数を計算します。それを60で割り、余りを求めます。 2001年1月1日以降に生まれた方は、余り+1 が生まれた日の干支No.です。また 2001年1月1日以前に生まれた方は、60-余り+1 が生まれた日の干支No.です。

 このようにして計算すると、龍馬が生まれた日の干支は 庚(コウ) 子(ね) (干支No.37) となり、龍馬は 翔の精(準星人) であることが分かります。

 陰陽は生年の十二支によって決まります。子・寅・辰・午・申・戌が陽(+)、丑・卯・巳・未・酉・亥が陰(-)です。龍馬は 未(ひつじ)年生れなので 陰(-)です。そのため、 翔の精(準星人)の特質は やや控え目に出ます。

● 龍馬の精の特質

 ここまで割り出せば、最大公約数的には様々なことを発見することができます。 「精」はわずかに6種類で、その特質が強く出る陽(+)とやや控え目に出る陰(-)に分けたとしても 12種類にしか過ぎませんが、不思議なくらい人々は「精」の特質を携えて生きているのです。 もちろん、その長所を上手に前面に押し出している人、短所ばかりが目立ってしまう人と 千差万別ですが、その素質は「精」に因るところが大きいのです。
 さて、同じ「精」でも、人それぞれに特徴があるはずです。 “あの人と同じ精なんて”とがっかりする人がいるかもしれませんが、確かに大づかみにすれば同じ精だけれども、 “ここは絶対に違う”とゆずりたくない部分はあると思います。 その違いが如実に表われるのが、後で述べる陰占と陽占です。 ここでは日干と主星による違いを見てみましょう。
 翔の精(準星人)の特質を下の表に掲げます。 なお、日干と主星については、後の説明を参照してください。

翔の精(準星人)の特質
性  格ラッキーに作用する事項タブーな事項
すべてに人間愛が優先。庶民的。相手を立てる。旺盛な実行カ。目下、大衆にカを提供し、実力を発揮。 ・人間関係
・包容力
・楽天、楽観
・ボランティア
・厳しさ、束縛
・命令
・理屈
・束縛
「翔の精」は、まさに「情」の人です。ものごとをドラマチックに考え、情さえあればどんな逆境にも耐えられると思い、事実自らはその世界に身を挺します。民主的で、決して自分を前面に押し出すことはなく、控え目に表現します。そして、古いものにとらわれず、新しいものに向かって立ち向かおうとします。
「翔の精」は、一般的にはみ出しもの、非常識とも思われるのですが、人には想像もつかないアイデアを携えて一発勝負を試み、大きな成果を得るという底力を有しています。当然、真には破滅的な危険をはらんでいるとも言えます。
 特に「翔の精」の男性は、恋愛に関しても何よりも「愛情」が優先すると考えていますから、たとえどんな障害があっても愛情さえあれば克服できると信じています。“一目惚れ”という現象もこの精の特色ですが、一方に包容力があり、寛大であるという特質を持っているため、傲慢に自分で方向を決めるという決断をしません。結果、相手が去ってしまうということも往々にしてあります。
 博愛主義で、困った人は放っておけない、常に弱いものの見方が「翔の精」の特質です。

龍馬の日干「庚(コウ)」により、同じ翔の精(準星人)でも、龍馬には次のような特質が出ます。
自分が信じているところに向かって積極的に行動したいと考えます。客観的な善し悪しではなく、あくまでも主観的に信じていることを大切にしたいと思っています。

龍馬の主星「調舒星」(本人の星)により、同じ翔の精(準星人)でも、龍馬には次のような特質が出ます。
翔の精に調舒星は似合わない星です。翔の精は大勢で徒党を組むことを好むのですが、調舒星は孤独を好む星です。調舒星が支配すると翔の精の特質は完全に影を潜めてしまいます。孤独でいることに耐えられないのが翔の精ですから、人の目には寂しそうに見えます。自分自身の戦いから逃れられない側面を持っています。


3. 陰占

● 生月・生年の干支の求め方

 今度は龍馬の生月の干支を求めましょう。 真理占星術で月というときは、朔日(ついたち)から30日(または31日)までのひと月を意味しません。 下の図-1をご覧ください。真理占星術では、地球の公転軌道を30°ずつに12等分したものを月とし、それぞれに十二支を当てます。 月の区切りは角度で示します。これは春分点を 0°とする角度です。
 龍馬の生月の十二支は何でしょうか? それには、龍馬が生まれた瞬間の地球の角度を知る必要があります。 この角度は生年月日時分から天文計算によって求めることができます。龍馬の場合を計算すると、 281.833589°となります。 これを示したのが図-2です。赤い点が太陽、緑の点が地球です。
 図-1と図-2を重ね合わせたものが図-3です。これで、龍馬の生月の十二支が分かります。 地球は子(ね)の中に入っています。 龍馬の生月の十二支は子(ね)だということです。

Javaアプレットを有効にすると「各月支の黄経」を示す図が表示されます。 Javaアプレットを有効にすると「龍馬の誕生時の太陽黄経」を示す図が表示されます。 Javaアプレットを有効にすると「龍馬の生月の十二支」を示す図が表示されます。
図-1図-2図-3

[注1] 上の図は地球の公転軌道を北極のある側から見下ろしたもので、太陽から見た地球の角度を示しています。 しかし、実際の天体観測は地球上から行われますから、地球から見た太陽の角度で示す方が便利です。 角度としては同じ大きさなのですが、これを太陽の黄経といいます。
 地球が太陽の周りを1年間かけて一周するように、地球から見た大陽は天空上を1年間かけて一周します。その通り道を黄道といいます。 一方、地球の赤道を天空まで延長した円を、天の赤道といいます。 黄道と天の赤道は、天空の2点で交わります。これが、春分点と秋分点です。

[注2] 月の区切りとして示した角度には名前が付けられています。二十四節気(にじゅうしせっき)のうちの節気と呼ばれるものです。

2月315°立春 5月 45°立夏 8月135°立秋11月225°立冬
3月345°啓蟄 6月 75°芒種 9月165°白露12月255°大雪
4月 15°清明 7月105°小暑10月195°寒露 1月285°小寒

太陽黄経がこれらの角度になることを節入(せついり)といい、節入が起こる日を節入日といいます。
テレビの気象情報などで「今日は啓蟄(けいちつ)です」というようなことを言いますが、その日24時間が啓蟄なのではなく、 太陽の中心が黄道上の345°の点を通過する瞬間が啓蟄なのです。その日時は毎年変化します。
なお二十四節気の残り半分を中気と呼び、 雨水(330°)、春分(0°)、穀雨(30°)、小満(60°)、夏至(90°)、大暑(120°)、処暑(150°)、秋分(180°)、霜降(210°)、小雪(240°)、冬至(270°)、大寒(300°)です。
西洋占星術では、牡羊座 0°~30°、牡牛座 30°~60° というように、宮の区切りとして中気を利用します。

[注3] 同じ月日時分でも、年が異なると太陽黄経は異なります。これは閏年(うるうどし)と歳差があるためです。
また、地球の公転軌道は正円ではないため、各々の月の時間的な長さは均等ではありません。 地球が太陽から離れると長いひと月となり、地球が太陽に近づくと短いひと月となります。 また、地球の歳差運動のため、各節気は毎年少しずつ前へずれて(早くなって)ゆきます(各節気を定義する黄経は不変です)。 十二支ができたころ3月にあった立春は、現代では2月です。 立春のある月を寅とするため、現代の十二支は1月ではなく12月から始まります。

 これで生月の十二支が分かりました。今度はこれに十干を加えてみましょう。 生日の干支を求めた時と同様に、干支が分かっている年月から始めて、龍馬の生年月までたどれば良いのです。 干支の組合せは60通り。60ヵ月ごと、つまり5年ごとに同じパターンが繰り返されます。
 1834年1月1日を含む月は甲子であることが分かっています。 ここから、龍馬の生年月までたどる表を作りましょう。下の表のようになります。

183401 甲子02 乙丑03 丙寅04 丁卯05 戊辰06 己巳07 庚午08 辛未09 壬申10 癸酉11 甲戌12 乙亥
183513 丙子14 丁丑15 戊寅16 己卯17 庚辰18 辛巳19 壬午20 癸未21 甲申22 乙酉23 丙戌24 丁亥
183625 戊子26 己丑27 庚寅28 辛卯29 壬辰30 癸巳31 甲午32 乙未33 丙申34 丁酉35 戊戌36 己亥
183737 庚子38 辛丑39 壬寅40 癸卯41 甲辰42 乙巳43 丙午44 丁未45 戊申46 己酉47 庚戌48 辛亥
183849 壬子50 癸丑51 甲寅52 乙卯53 丙辰54 丁巳55 戊午56 己未57 庚申58 辛酉59 壬戌60 癸亥

 上の表で、1836年の 子(ね)の月(太字の欄)を見ると、 戊(ボ)が龍馬の生月の十干であることが分かります。

 次に生年の干支です。これも、干支の分かっている年(1984年は甲子の年)から始めて、龍馬の生年までたどれば良いのですが、真理占星術では 1年を立春から翌年の立春までと考えますから、1月1日から立春までに生まれた方の場合は、年賀状などに描かれる干支よりもひとつ前の干支になります。
 たとえば今年(1867年)の立春は 0月0日9時0分です。そこで、お誕生日が今年1月1日から 0月0日9時0分までの方の干支は 癸(キ)亥(い)、それ以後の方の干支は となります。
 1836年の干支は 乙(オツ)未(ひつじ)と 丙(ヘイ)申(さる)ですが、 龍馬は立春より前に生まれたので、 龍馬の生年の干支は 乙(オツ) 未(ひつじ)となります。

 ここまでで分かった生年の干支、生月の干支、生日の干支を表にまとめてみましょう。これを陰占といいます。 陰占は、人間が内面に持っている、人の目には見えないもの、たとえば心、精神、潜在意識、本能を表します。 自分自身の飾らない姿、自然のままの自分自身が陰占に表われるわけです。

龍馬の天干・地支
 日柱月柱年柱
天 干 庚(コウ) 戊(ボ) 乙(オツ)
地 支 子(ね) 子(ね) 未(ひつじ)
干支No372532

 生年の干支を年柱、生月の干支を月柱、生日の干支を日柱といいます。 また、干支のうち十干を天干、十二支を地支といいます。

● 28元の求め方

 次に地支を十干に置き換えます。おおまかな五行への置換えは既に示しましたが、正確にはもっと複雑です。 節入(せついり)直後は季節の影響を受けたり、中気が近づくと三合(十二支占いの項で説明します)の影響を受けたりします。 たとえば丑(うし)は土性ですが、丑の月は季節的には冬(水性)なので節入直後は水性の「癸(キ)」となり、 また三合金局(巳(み)・酉(とり)・丑(うし))の影響が中気直前に現れて「辛(シン)」となり、その後は本来の「己(キ)」となります。 十二支がすべてこのように3つに分かれれば全体は36通りですが、実際には2つに分かれるもの、 1つのままのものと色々で、しかも流派によって分け方や区切りの角度が異なります。 真理占星術では全体を28通りとし、これを28元と呼んでいます。
 それでは、龍馬の陰占に28元を加えてみましょう。 節入後の深さは26.833589°です。 各地支にこれを加味して計算します。

龍馬の陰占
 日柱月柱年柱
天干 庚(コウ) 戊(ボ) 乙(オツ)
地支 子(ね) 子(ね) 未(ひつじ)
28元 癸(キ) 癸(キ) 己(キ)

 これで、龍馬の陰占の表が出来あがりました。

● 日干を読み解く

 陰占の中で最も重要な意味を持つのが日干です。日干は自分の内面を的確に表現するものなのです。 たとえ外見はどのように見えても、その人が内面に持っている本当の心は日干に表われているのです。  龍馬の日干は 庚(コウ)ですが、この 庚(コウ) 金こそ龍馬の心であり、本質なのです。 この内面を表わす日干が、人生のあらゆることに対して龍馬の生き方の柱となるわけです。
 では、龍馬の内面をのぞいてみましょう。

庚(コウ) 金の本質
 性は剛、質は急鋭。徳は義。色は蒼白。味は辛。声は雄大。体は剛直で筋肉質。行動は粗野。直情径行の質。
 庚金は鉄や刃物とされ攻撃心があり、竹を割ったようにサッパリとして正直な性格ですが、反面短気でカーッとしやすく、ぶっきらぼうな面を持つとされます。
 時を得れば専制を好み、極端から極端に走り、独断専行の一方で忠義心や正義感はどの星よりも強い軍人の思考法となります。また時を失っても剛勇の性質を失わないので、柔を持って制しなければならない。剛を持って制すると反乱を招くとされ、真正直すぎて融通のきかない面が強くなります。
 波に乗ると、剛の質を固持して人を屈服させますが、自分自身は服従できない。剛金は斧、ということは鉄の塊が打たれ斧となって、林の中・森の中で活路を見出す=自分で行って刈り倒してくる訳で、義のためには我を忘れて動乱の中に飛込むという質を持ちます。
 しかし思慮に欠ける時は素行残忍となる可能性があり、自己主張は曲げない。多弁。行動力の人。

● 他の干支を読み解く

 日干は龍馬自身を表しますが、他の天干・地支は何を表すのでしょうか。下の3つの表をご覧ください。 上の表で天干・地支の意味を示し、中の表で天干・地支を五行に直し、下の表で各元素の相生・相克関係を見ます。

天干・地支の意味
 日柱月柱年柱
天干自分自身家系・社会父親
地支妻・子供妻・兄弟母親

天干・地支の五行
 日柱月柱年柱
天干
地支

各元素の相生・相克関係
 日柱月柱年柱
天干 生ぜられる克する
地支生ずる生ずる生ぜられる


妻が2ヵ所に現れていますが、日支の妻は専業主婦の妻、月支の妻は共働きの妻です。
龍馬の家庭に当てはまる方で読み取ってください。

龍馬は父親を克する。(金克木)
龍馬は母親から生ぜられる。(土生金)
龍馬は家系・社会から生ぜられる。(土生金)
龍馬は妻・兄弟を生ずる。(金生水)
龍馬は妻・子供を生ずる。(金生水)

上の表のうち、龍馬と社会との関係は特に大切です。「 生ぜられる」とは、次のような意味です。
社会にとって龍馬は「金モール閣下」です。社会の場所から自分自身が助けられる形です。いろいろな人に助けられますが、助けられれば助けられる程、甘えてしまって本来の自分の実力が発揮できにくい人になってしまいます。いつまでたっても子供っぽさが抜けきれない。また自分でそういった後天運が分かっていても、自身では改良できない、自分では環境を変えられない苦しさがあります。

● 十二支占い

 陰占の地支の配置を調べましょう。龍馬の日支「子(ね)」、 月支「子(ね)」、年支「未(ひつじ)」 の位置関係は次のとおりです。

三  合 ・ 半  会  十二支では、強い結びつきにある3つの組み合わせを三合と言いますが、三合には次の4つの組み合わせがあります。
①亥・卯・未-木局
②寅・午・戌-火局
③巳・酉・丑-金局
④申・子・辰-水局
 左の図をご覧になりながら確認していただきたいのですが、三合とは東西南北に当たる卯・午・酉・子を核とした結び付きのことです。
 木性の卯を核とした三合を木局、火性の午を核とした三合を火局、金性の酉を核とした三合を金局、水性の子を核とした三合を水局といい、 それぞれ異質のもの同士が、一つの形を作って強く結びつくという法則です。十二支占いでは、生まれ年が三合の関係にある人同士は、 相性がいいとか、お互いが欠点を補い合うとか、苦しいときに助け合う関係だとか、そういった説明をしますが、 真理占星術ではその三合が陰占の中にあるかどうかがポイントになってきます。 陰占に、この三合を持つ人は、あらゆる壁を乗り越えることができる人、視野が広く、どんな人とでも付き合える社交性豊かな人、 人間としての構えが大きな人と解釈します。

 三合が3つ揃った組み合わせを「陰占」の中に持つ例はまれかもしれませんが、そのうちの2つを持っているという人は 少なくないかもしれません。三合の内の2つの組み合わせを半会といいます。
①木局(亥・卯・未)のうち、
 亥と卯、卯と未、亥と未
②火局(寅・午・戌)のうち、
 寅と午、午と戌、寅と戌
③金局(巳・酉・丑)のうち、
 巳と酉、酉と亜、巳と丑
④水局(申・子・辰)のうち、
 申と子、子と辰、申と辰
の組み合わせが「半会」です。
 半会は、ほとんど三合と変わらない意味を持ちますが、半会には2つの種類があって、 土性(辰・未・戌・丑)と絡んだ半会を雑気半会、それ以外の半会を正気半会と呼びます。 雑気半会の方が、より三合に近い意味を持つと解釈します。 三合と半会は、自分はともかく他人に対して甘いという精神面を持ち、その結果、精神が一つとならない相手との交流も可能になるわけです。

龍馬の三合・半会
Javaアプレットを有効にすると「三合・半会の説明図」が表示されます。 Javaアプレットを有効にすると「龍馬の三合・半会」を示す図が表示されます。
龍馬には三合・半会がありません。
支  合  左の図に表示した組み合わせが支合の関係です。
子と丑を1つの組み合わせとして、順に隣同士の支が組み合わせになって、6種類の支合を形成します。 この結びつきも強く引き合う関係とされています。 自分に正直なために、非常に親密な付き合いになることへの願望に固執するという意味を持っています。  陰占に支合を持つ人は、手堅く自分の思うところに専念する、好きな人としか付き合わない、といった特徴をもっています。 また、6種類の支合はそれぞれ次のような特別な意味も持っています。
子・丑(北方支合)…過程には無関心で結果を重視する結果主義。
亥・寅(東方支合)…考えるよりもまず行動という行動派。
戌・卯(中央支合)…常に現実を重視して行動する努力型。
酉・辰(天軸支合)…目で見、肌で触れたものを重視する体験派。
申・巳(西方支合)…結果が見えないと行動しない慎重派。
未・午(南方支合)…粘り強く夢を持ち続ける開拓精神の持ち主。

龍馬の支合
Javaアプレットを有効にすると「支合の説明図」が表示されます。 Javaアプレットを有効にすると「龍馬の支合」を示す図が表示されます。
龍馬には支合がありません。
対  冲  左の図に表示した十二支のそれぞれが向かい合う6つの組み合わせを対冲といいます。
 三合、半会、支合の組み合わせは、いわば豊かな関係ですが、対沖の組み合わせはもの事を見る視野が狭いとされています。 「分離・分裂・正面衝突」の関係であるという意味も持っています。
 子と午、丑と未、寅と申、卯と酉、辰と戌、巳と亥の6つの組み合わせが対冲ですが、陰占にこの組み合わせを所有する人は、 自分自身の内面で葛藤の多い人と解釈し、「人生の目的が変りやすい。職業を転々とする。社会的な立場や地位が変化しやすい。 住居が定まりにくい。粘りがなく、諦めが早い」等の傾向が顕著になることを表します。 さらに、他人には厳しいけれども手堅い人生を歩む、適材適所で能力を発揮するという意味も持っています。

龍馬の対冲
Javaアプレットを有効にすると「対冲の説明図」が表示されます。 Javaアプレットを有効にすると「龍馬の対冲」を示す図が表示されます。
龍馬には対冲がありません。
 左の図に示したとおり、三合会局の構造を破る十二支同士の結びつきを刑といいます。
 刑の関係を掴むには次に示すように三位と三合を並べて記述することによって明確になります。
三合木局
北方三位
三合水局
東方三位
三合火局
南方三位
三合金局
西方三位
それぞれの表で、縦の列に作られた組み合わせが刑です。
 刑には4つの種類があり、それぞれ次のような意味を持っています。
自 刑亥と亥、辰と辰、午と午、酉と酉身内との争い
生貴刑寅と申、巳と申、巳と寅目下との争い
庫気刑丑と戌、戌と未、丑と未目上との争い
旺気刑子と卯他人との争い

龍馬の刑
Javaアプレットを有効にすると「刑の説明図」が表示されます。 Javaアプレットを有効にすると「龍馬の刑」を示す図が表示されます。
龍馬には刑がありません。
 左の図に示す組み合わせが害です。害は支合を破るものという法則です。陰占に害の関係を所有しているときは、健康への警告を与えるものと解釈します。
卯と辰の害神経痛や胃病
寅と巳の害心臓・皮膚・呼吸器
丑と午の害小腸などの消化器
子と未の害膀胱・腎臓・婦人病
亥と申の害大腸・消化不良
酉と戌の害血液、循環器系

龍馬の害
Javaアプレットを有効にすると「害の説明図」が表示されます。 Javaアプレットを有効にすると「龍馬の害」を示す図が表示されます。
龍馬には子と未の害(膀胱・腎臓・婦人病)があります。

 三合を所有している人は、社会を見る目が広い人、人間を見る目が豊かな人、他人に対して甘い人で、 言い換えれば「大きな夢を描き、みんなで幸せを掴もう」と考えている人です。 支合を所有している人も、夢を描いて羽ばたこうとする強い意志を持っていますが、自分に正直で忠実、 他人には厳しいという一面を持っています。 そして対冲の人は、他人に対してはもっとも厳しい精神を持ち、現実の世界の中で身を粉にして頑張っている人となります。 三合、支合の人が対冲の人を見れば、「何をがつがつしているのか。もっと大きな目で世の中を見ろ」と言うでしょう。 しかし対冲の人から三合、支合の人を見れば、「夢ばかり追いかけても仕方がない。 人間は霞を食って生きて行くわけにはいかないのだから、もっと現実に目を向けろ」と、反論するでしょう。 どちらが正しいというものではなく、心の世界にも、人生にはそれぞれの舞台が用意されているということです。

● 守護神

 龍馬の陰占に守護神があるか調べましょう。基にするのは日干と月支です。 自分自身を表す日干を陰陽五行のイメージに置き換え、月支を季節に置き換えて、自分にとって助けとなる十干を導き出します。 たとえば、日干が甲で月支が子の場合は冬の樹木のイメージとなり、冬の樹木を燃やすには灯火が助けとなることから、丁火が守護神となります。

 龍馬の場合は、 日干(庚(コウ))と 月支(子(ね))から 冬の鉄鋼のイメージとなり、守護神として 丁(テイ)甲(コウ)丙(ヘイ)が導き出されます。龍馬の陰占には これらのうち1つの守護神もありません。

● 宿命天冲殺

 陰占の分析の最後は宿命天冲殺です。「龍馬は何の精でしょうか?」の項で触れたように、 龍馬は翔の精(準星人)、 60干支表の4段目です。この段だけを抜き出してみます。 龍馬はこの中の干支No37 庚(コウ) 子(ね)の日に生まれました。

翔の精
(準星人)
31 甲午32 乙未33 丙申34 丁酉35 戊戌36 己亥37 庚子38 辛丑39 壬寅40 癸卯

 上の表は横10列です。ということは、十干(甲~癸)は全てそろっているけれど、十二支(子~亥)には欠けているものがあるということです。それは 辰(たつ)と 巳(み)です。 十干は空間を表わし、十二支は時間を表わしますから、 翔の精(準星人)にとって 辰(たつ) 巳(み)の年、 辰(たつ) 巳(み)の月は、 言わば時間があって空間がない、不安定な状態に置かれます。これが天冲殺です。 龍馬が生まれた年、生まれた月、生まれた日は天冲殺だったのか、調べてゆくことにしましょう。

生年天冲殺
 龍馬の年支は未(ひつじ)です。龍馬は 辰(たつ) 巳(み)天冲殺ですから、 龍馬には生年天冲殺がありません。
生月天冲殺
 龍馬の月支は子(ね)です。龍馬は 辰(たつ) 巳(み)天冲殺ですから、 龍馬には生月天冲殺がありません。
生日天冲殺
 生日天冲殺は年柱から同様にして求めます。龍馬の年柱の干支No32を 60干支表から探し、その段にない十二支を求めると、龍馬は 辰(たつ) 巳(み)天冲殺です。
 龍馬の日支は 子(ね)ですから、 龍馬には生日天冲殺がありません。
日座天冲殺
 日柱が甲戌(No.11)または乙亥(No.12)の場合を日座天冲殺といいます。
 龍馬の日柱は 庚(コウ) 子(ね)ですから、 龍馬には日座天冲殺がありません。
日位天冲殺
 日柱が甲辰(No.41)または乙巳(No.42)の場合を日位天冲殺といいます。
 龍馬の日柱は 庚(コウ) 子(ね)ですから、 龍馬には日位天冲殺がありません。


4. 陽占

 陰占は目に見えない心の世界を表すものでした。 自分自身でも気づいていなかった自分の心の中を覗くことができたはずです。 陰占から浮かんできた心を自分が理解して生きて行くことが大切です。 そして、これから明らかにして行く陽占は、人の目にも見える自分の姿です。 そこから浮かんでくる姿は、人に評価をくだされる自分の姿ともいえます。
 陽占の星は22種類。十大主星と十二大従星とにわかれ、十大主星は空間、十二大従星は時間の流れを表す星です。 空間の存在が運命をつくり、その空間現象の価値は十二支によって決められます。人間の価値もまた時代の流れと社会が決定するように。
 ここに十干と十二支の関わり合いがあり、旺相休囚死(おうそうきゅうしゅうし)論に表わされた太陽の運行があります。 すべてに太陽の運行がその原点になっています。旺相休囚死論によって、 一人の人間の盛衰から一家・一族の盛衰、国や社会大きくは世界の盛衰、また自然の盛衰までもがその循環の中にあります。
 それでは、龍馬の陽占を導きましょう。

● 十大主星の求め方

 龍馬の日干(庚(コウ))をパイプとして、 他の天干および28元が指す十大主星を導きましょう。
 まず、龍馬の陰占の表をもう一度見てください。ただし、ここで必要なのは天干と28元だけです。

龍馬の陰占
 日柱月柱年柱
天干 庚(コウ) 戊(ボ) 乙(オツ)
地支 子(ね) 子(ね) 未(ひつじ)
28元 癸(キ) 癸(キ) 己(キ)

 次に、龍馬の天干と28元を、表1の指定された場所に書き写します。

表1
 年干 
日柱の28元月柱の28元年柱の28元
 月干 
(日干はパイプ役なので、この表には出てきません。)

 出来上りを、表2に示します。

表2
  乙(オツ) 
 癸(キ) 癸(キ) 己(キ)
  戊(ボ) 

 ここで十大主星の表を見ます。この表は日干によって内容が異なります。「日干をパイプとして」というのは、こういう意味です。 下の表は、龍馬の日干「庚(コウ)」に合わせて作られています。

十大主星表(日干が庚(コウ)の方の場合)
十大主星の名前旺相休囚死点数役割五行陰陽十干
貫索星(かんさくせい) 50守り比和  庚(コウ)
石門星(せきもんせい) 50守り比和  辛(シン)
鳳閣星(ほうかくせい) 100伝達生ずる  壬(ジン)
調舒星(ちょうじょせい)100伝達生ずる  癸(キ)
禄存星(ろくぞんせい) 50引力克す  甲(コウ)
司禄星(しろくせい) 50引力克す  乙(オツ)
車騎星(しゃきせい) 10攻撃克される  丙(ヘイ)
牽牛星(けんぎゅうせい) 10攻撃克される  丁(テイ)
龍高星(りゅうこうせい) 10習得生ぜられる 戊(ボ)
玉堂星(ぎょくどうせい) 10習得生ぜられる 己(キ)

 表2の十干を、十大主星表の右端の十干から探し出して、左端の十大主星で置き換えます。置き換えた結果を下に示します。

龍馬の十大主星
  司禄星 
調舒星調舒星玉堂星
  龍高星 

 五行の欄は龍馬の日干「庚(コウ)」を主語にして読み取ってください。 たとえば、「庚(コウ)は 壬(ジン)と 癸(キ)を生ずる」というように読むのです。 庚(コウ)が生ずる星は2つありますが、これらのうち 庚(コウ)と掛け算してプラスになる方を鳳閣星、 マイナスになる方を調舒星とします。甲丙戊庚壬がプラス(陽)、乙丁己辛癸がマイナス(陰)です。 他の行も同様にして、星の役割と五行の相生・相剋関係とが一致する十干を当てて行きます。

 十大主星の名前にはそれぞれ意味があります。 たとえば、貫索星はU字型の星座ですが、古代の中国人はこれを貫索(牢屋の意味)と見たのです。 貫索星の「守り」の役割はそこから生まれています。その「守り」が比和の十干(龍馬の場合は日干が 庚(コウ)なので 庚(コウ)辛(シン)が比和)につながっていくのです。

 旺相休囚死(おうそうきゅうしゅうし)論では、人間の一生を囚→相→旺→休→死の5期に分かち、それぞれのエネルギーを10→50→100→50→10と点数付けします。 そして、真ん中の旺を一生のうちの最盛期とし、これは月支によって決まると考えます。 たとえば、草木が芽吹き成長する春は木性のエネルギーの旺ずる季節。 春に生まれた人(月支が寅または卯)は、木性の十干のもとで最盛期を迎え、100点のエネルギーを得るのです。 龍馬の月支は「子(ね)」。 十二支の表を見て、これを五行に直すと「水」。 十干の表を見ると、水性の十干は壬癸。 龍馬の場合、十大主星表で十干が壬癸の行が旺となるのです。 旺が決まれば、後は旺旺に続けて相相囚囚死死休休と、囚→相→旺→休→死の逆順(相生関係)に並べて行きます。

● 十二大従星の求め方

 十大主星を求めた時と同様に、龍馬の日干「庚(コウ)」をパイプとして、 地支が指す十二大従星を導きましょう。
 まず、龍馬の陰占の表をもう一度見てください。ただし、ここで必要なのは地支だけです。

龍馬の陰占
 日柱月柱年柱
天干 庚(コウ) 戊(ボ) 乙(オツ)
地支 子(ね) 子(ね) 未(ひつじ)
28元 癸(キ) 癸(キ) 己(キ)

 次に、龍馬の地支を、表3の指定された場所に書き写します。

表3
  年支
   
日支 月支

 出来上りを、表4に示します。

表4
   未(ひつじ)
   
 子(ね)  子(ね)

 ここで十二大従星の表を見ます。この表は日干によって内容が異なります。 下の表は、龍馬の日干「庚(コウ)」に合わせて作られています。

十二大従星表(日干が庚(コウ)の方の場合)
十二大従星の名前旺相休囚死点数状態十二支
天貴星(てんきせい) 9幼児  巳(み)
天恍星(てんこうせい) 7少年・少女  午(うま)
天南星(てんなんせい) 10青年  未(ひつじ)
天禄星(てんろくせい) 11壮年  申(さる)
天将星(てんしょうせい)12頭領  酉(とり)
天堂星(てんどうせい) 8老人  戌(いぬ)
天胡星(てんこせい) 4病人  亥(い)
天極星(てんきょくせい) 2死人  子(ね)
天庫星(てんこせい) 5墓守り  丑(うし)
天馳星(てんそうせい) 1あの世への旅立ち 寅(とら)
天報星(てんぽうせい) 3胎児  卯(う)
天印星(てんいんせい) 6赤ちゃん  辰(たつ)

 表4の十二支を、十二大従星表の右端の十二支から探し出して、左端の十二大従星で置き換えます。置き換えた結果を下に示します。

龍馬の十二大従星
    天南星
     
天極星  天極星

 庚(コウ)は金性ですから 金性の十二支の時に最盛期(天禄星・天将星)を迎えます。 金性の十二支が何であるかは十二支の項で触れました。 申(さる)と 酉(とり)です。 そして、プラスの干(甲丙戊庚壬)なら、天禄星を申(さる)として、続けて順に十二支を振って行きます。 また、マイナスの干(乙丁己辛癸)なら、天将星を申(さる)として、続けて逆順に十二支を振って行きます。 このようにして作られたのがこの表なのです。なお、十二大従星表の旺相休囚死(おうそうきゅうしゅうし)は、それぞれの星の表わす人間の一生の各状態そのものであり、 十大主星表のように日干・月支によって変わるというものではなく、どなたでも同じになります。

 十二大従星は人の一生を時間の流れとし、12に区分して星に表わしたものです。 人間の一生を考えますと、まず人は母親の胎内に宿り(天報星)、生まれ出て赤ん妨の時期(天印星)、幼児期(天貴星)をへて 生意気盛りの少年期(天恍星)を過ぎ、若さ溢れる青年期(天南星)、そして人生の充実する壮年期(天禄星)を迎え、権力を握る頭領期(天将星)、 やがて年老い(天堂星)、病を得て(天胡星)死ぬ(天極星)。更に墓に入って(天庫星)あの世に旅立つ(天馳星)という 12の段階を通過します。このそれぞれの時期が独立した世界を作り出してゆくわけです。
 「空間現象の価値は時間によって定められる」とされ、どんな時代に生まれているか、どの時期に実力を発揮できるかということが、 人間の持って生まれた宿命を生かし切れるかどうかを大きく左右します。その時間の質を見るのが十二大従星であり、 さらに、季節における五行の盛衰から生まれた旺相休囚死(おうそうきゅうしゅうし)論により、各時期のエネルギー点数を見て判断してゆきます。

 龍馬の十大主星の表と、龍馬の十二大従星の表を合わせて、龍馬の陽占とします。下の表のようになります。

龍馬の陽占
  司禄星天南星
調舒星調舒星玉堂星
天極星龍高星天極星

 これで、龍馬の陽占の表が出来あがりました。
 十大主星と十二大従星の名前は、牽牛星を除いて初めて聞くものが多いと思います。しかし実は、大気の澄んだ所なら肉眼でも見える星ばかりなのです。 十大主星と十二大従星を簡単に探せるように、星座早見盤を作成しました。下の図をご覧ください。

十大主星 十二大従星 早見盤
Javaアプレットを有効にすると「十大主星 十二大従星 早見盤」の図が表示されます。

 これは、市販の星座早見盤を模したものですが、表示できる星を十大主星と十二大従星に限っています。
 使い方は市販の星座早見盤と同じです。以下に注意点を述べます。

 市販の星座早見盤を併用される場合は、十大主星と十二大従星を西洋天文学の名前に置き換えてください。下の表の通りです。

十大主星の名前の対比
十大主星の名前西洋天文学などでの名前
貫索星(かんさくせい) かんむり座
石門星(せきもんせい) ぎょしゃ座 α 星 (カペラ)
鳳閣星(ほうかくせい) いて座 μ λ φ σ τ ζ 星 (南斗六星)
調舒星(ちょうじょせい)みなみのうお座 α 星(フォーマルハウト)
禄存星(ろくぞんせい) おうし座 プレアデス星団 (すばる(昴))
司禄星(しろくせい) こと座 α 星 (ベガ、織姫星)
車騎星(しゃきせい) おおいぬ座 α 星 (シリウス)
牽牛星(けんぎゅうせい)わし座 α 星 (アルタイル、彦星)
龍高星(りゅうこうせい)さそり座 α 星 (アンタレス)
玉堂星(ぎょくどうせい)おおぐま座 α β γ δ ε ζ η 星 (北斗七星)

十二大従星の名前の対比
十二大従星の名前西洋天文学での名前
天貴星(てんきせい) おうし座 α 星 (アルデバラン)
天恍星(てんこうせい) はくちょう座 β 星 (アルビレオ)
天南星(てんなんせい) みなみのかんむり座
天禄星(てんろくせい) オリオン座 α 星 (ベテルギウス)
天将星(てんしょうせい)ヘルクレス座 α 星 (ラス・アルゲティ)
天堂星(てんどうせい) オリオン座 β 星 (リゲル)
天胡星(てんこせい) ふたご座 β 星 (ボルックス)
天極星(てんきょくせい)ふたご座 α 星 (カストル)
天庫星(てんこせい) エリダヌス座 α 星 (アケルナル )
天馳星(てんそうせい) はくちょう座 α 星 (デネブ)
天報星(てんぽうせい) うしかい座 α 星 (アルクトゥルス)
天印星(てんいんせい) おとめ座 α 星 (スピカ)

 ここで一つ気を付けていただきたいのは、十大主星と十二大従星の意味を考えるときに、西洋天文学での星の名前に惑わされてはいけないということです。 たとえば、貫索星は「かんむり座」に当たる星ですが、あくまでも貫索(すなわち牢屋)であって「守り」を意味します。 「かんむり」のイメージで考えないようにしてください。

● 旺相休囚死とエネルギー点数

 龍馬の陽占に、基にした十干・十二支、および旺相休囚死(おうそうきゅうしゅうし)とエネルギー点数を加えて再掲します。

龍馬の十大主星
 司禄星・乙(オツ)・相・ 50 
調舒星・癸(キ)・旺・100調舒星・癸(キ)・旺・100玉堂星・己(キ)・死・ 10
 龍高星・戊(ボ)・死・ 10 

龍馬の十二大従星
  天南星・未(ひつじ)・旺・10
   
天極星・子(ね)・死・ 2 天極星・子(ね)・死・ 2

 ここで気をつけて頂きたいのは、エネルギーの強弱で運不運を云々するものではない、ということです。 エネルギーが大きい場合は、現実面で起伏のある人生に耐え得るよう力の強さを与えられている訳で、 一方の小さいエネルギーの星は精神的な世界の充実が図れるとも言えます。

● 十大主星の場所と意味

 陰占が年柱・月柱・日柱それぞれの場所の意味を持っていたように、十大主星も5つの場所が名前と意味を持ちます。

場所の名前
  
右手左手
  

場所の意味
家族
  
配偶者本人兄弟
 子供 
社会
 目上 
補佐役本人友人
 目下 

 これらの表に旺相休囚死(おうそうきゅうしゅうし)のエネルギー点数を重ね合わせると、龍馬の家族との関係、社会との関係が浮かび上がってきます。 もちろん点数の高い方が強い訳です。なお、相の50点と休の50点では同じ50点でも強さに違いがあり、相の50点の方が強いと考えます。

 ここで5つの星の意味を解説しましょう。まず本人の星、調舒星からです。

本人の星 調舒星
 砂漠の星、ひとつ星、陰の火性、伝達の本能。人物は子供・男・目下。

 鳳閣星が楽しみながらエネルギーを発揮したのに対し、調舒星は孤独でさびしがりや、繊細。芸術の世界とされ、わがままで気位が高く、自分自身との闘いによるエネルギーの消耗となります。親子の縁が薄く七光は期待できません。自分のカで努力する必要があり、また離れた方が自分のエネルギーがよく働きます。親元を離れて親を思う子です。親元にいつまでもいれば陰転してエネルギーが消化できないために精神面に影響が現れやすくなります。独立、孤独運。また親の運が最低の時自分が成功し、親がよいと自分が駄目というように親の運と自分の運がシーソーゲームとなります。
 神経が極めて繊細、鳳閣星は内面のみに繊細さがとどまり、外には現れませんが、調舒星は鋭い針のよう。感受性の強さと情愛の深さが好き嫌いの激しさとなって外側に現れ、人でも食べ物でも好き嫌いをし、愛想がなく人付き合いは下手。お世辞はいうのもいわれるのも嫌い。
 ある人にとってはこんな優しい人はいないとなり、またある人にとってはこんなに気難しい人はいないという評価になります。感情の表現も素直ではなく悲しい時には泣かず、嬉しい時に一人で泣くといった具合で解りにくい人となります。一度人を憎めば生涯憎んだことを忘れない、罪を許しても人を許さない、感受性が強く執念深いというこわさがあります。
 調舒星はその繊細さにより完全なもの、完璧なものへの憧れを持ち、自分の置かれている環境もつくりかえようとします。そのため夢多き空想家ともなり広大な夢を自分の心の世界に持つそのエネルギーが発揮されれば、大発明、大発見につながります。本来孤独の星であるために孤独はちっとも怖くありません。神経質でロマンチスト。空想に没頭できます。このような楽しい点もあり、音楽、易、夢等形にならないものを求める。束縛されるのは嫌い。流行の先端を行くデザイナーや占いには必要な星。特にフィーリングが必要な占いには特殊な能力を発揮します。
 貫索星、石門星が同宮すれば一代での成功運。しかし一歩間違えば世のスネもの。天庫星と直結すれば学者肌となり特に春生れはその質が強くなります。天南星が同宮すると、批判カが強く、善意で忠告しても辛辣すぎて人に憎まれることになります。
 文学にも才能を発揮しますが、体力に難点があるため、長い文章がつくれず詩、和歌、短歌、俳句など短文にそのロマンを凝縮します。
 完全なものへの欲求は親に対しても同じであり、それが得られないと反抗したり、また外に反抗することがないと自分自身に反発し、完璧を求める余り死をも辞さない激しさとなることさえあります。この自分自身への反抗といった自虐的な心の動きは他の星にはないものといえましょう。
 このように反体制的なところがあるために企業の中で生きてゆくのは苦手。子供の時だけでなく社会に出ても遅刻は平気。注意されれば反抗し、上役の痛いところをズケズケいってのけるなど、商人やサラリーマンには向きません。個人事業が良いでしょう。また平凡な生活に入ると常道をそれやすくなります。若い頃には手がつけられなくても中年で成功。人助けが良い。一度宗教心に燃えれば奉仕を惜しまず鳳閣星を越える寛大性をもつが、悪くすれば五徳はゼロ。人生の究極に追詰められると善悪を問わずどんなこともやってのける。しかもひとりで単独の闘いを開始するという強さを持ちます。
 このような厳しさを持つ一方、情愛にこれほど暖かい星もなく、人を助けることに対しそのエネルギーを傾けることもあり、宗教家や聖職者などにこの星を持つ人が多く、『北海の太陽』と呼ばれ実に優しく暖かく、また実に冷たい世界でもある訳です。 憎しみの世界を通りこした時、見事な救済心となって大成してゆくとされます。
 男性にあれば神経質、病身。女性は夫星である牽牛星を抑える星です。
 調舒星を持つ子供は感受性が強く、子供の時に苦難をかければ立ち上がれません。
そのため15才前までは大事に育てること。逆に15才以上になれば突き放すことが肝心です。甘やかせば伸びません。気位が高いのを利用して、親は褒め言葉で運を上昇させることです。この子供を伸ばすには他の手はありません。とても扱いにくい星です。なぜ15才までかというと五行に太陽と月を加え7年、7年の陰陽で14才。七曜の原理。3×7=21で性格が完成されるからです。

 常道を逸し、考え方が異常となり世に受け入れられない。

龍馬の調舒星は 癸(キ)(月柱の28元)から出た 調舒星です。この場合、次の特質が加わります。
 非常に堅い孤独性であり、攻撃性や前進カを所有した感性を所有します。特に伝達カの面で自己の想念や感情が激しく現われ、他人の介入を許さない孤独性となって、結果的には相手の心を無視してしまうことになります。

 残りの4つの星については、本人との関係について見て行きます。

親の星 司禄星
 父親より母親が強く、親の代までは女系家族。余所の家に養子に行って財を継ぐという意味も出ます。年干と干合するため親の財を受ける。
兄弟の星 玉堂星
 余所に養子に行くことがあります。瞬間的アイデアが浮かびますが理論的裏付けはありません。胸の星が陽の場合兄弟の数は多く、陰だと一人っ子の時があります。2つ以上あるとどこにあってもプラス貫索星の質になり、玉堂星が2つあると龍高星と貫索星の質がプラスされます。
配偶者の星 調舒星
 配偶者の運はよいのですが本人がいいとは限らずついていけません。ただし、相手の配偶者の所や主星に龍高星や調舒星があれば、あなたはあなた、わたしはわたしでついて行けます。但し他に司禄や禄存があると旨く行きません。
子供の星 龍高星
 親の仕事を子供は継ぎません。幼児のとき親を薄情と思うのですが、成人すると親を友達のように感じます。日干が陽干の生まれは二番日の子供が役に立ち、一番日の子供は縁が薄くなります。陰干生まれは子供すべてが役に立ちます。またどの子から見ても扱いやすい親です。

● 日干と主星との関係

 その人の心の本質を見るために、何より重要なのが、日干と主星との関係です。 龍馬の日干「庚(コウ)」と 本人の星「調舒星」から、龍馬の心の在り方が見えてきます。

庚(コウ) - 調舒星
鋭剛の孤独。柔軟性はなく攻撃や前進カを持ち、想念や感性を激しく表現する。相手の心を無視し、人の心の知られたくない所に踏込む。他人に影響されない。

● 十大主星の組合せ

 十大主星が複数重なると本来持つ意味が変化します。これはこの星の組み合わせが命式のどこにあっても同じです。 龍馬の陽占から十大主星の可能な組合せをすべて作ってみましょう。

調舒星調舒星哲学の世界。真理を求めようとし、行動力がなく実社会には不向き。
調舒星司禄星個人事業や商売に向く星。ライバルがいると特に頑張る星です。
調舒星龍高星よく言えば向上心が強い。逆にいえば不平不満が多く、満足できない人です。平和期では単なる不平屋。動乱期に良さがでます。
調舒星玉堂星博学ですが、現実社会で行動に生かすことは難しい。頭でっかち。
司禄星龍高星家庭を守る質がでるために、一定の枠の中でしか冒険をしなくなります。伝統的なものにも興味を持つようになります。
司禄星玉堂星現実的な学問となり、企画カや計画カにすぐれます。
龍高星玉堂星心の中と行動や性情が食い違い、精神の葛藤が大きくなり、人生を一人で歩むことになりがちです。

● 十大主星の相生・相克関係

 陽占にある5つの十大主星の相生・相克関係を見てみましょう。 すなわち、どの星がどの星を生じているか、またどの星から始まってどの星で終わるかということを見ます。 そして、始点と終点の場所に意味を見出すのです。
 十大主星の相生関係は次のようになっています。矢印の左側が右側を生ずるという関係です。 一番右の矢印は貫索星・石門星を指すと考えてください。

貫索星鳳閣星禄存星車騎星龍高星
石門星調舒星司禄星牽牛星玉堂星

 上の図から龍馬の陽占に無い星を取り除き、相生関係がある場合は、始点と終点を示します。

龍高星
調舒星司禄星玉堂星
(始点)(終点)

 相生関係の始点と終点がある場合は、場所の意味を示します。同じ場所でも始点か終点かで意味が変わります。星の名前はご参考です。 また、相克関係の場合は、通関用神を示します。相生関係でも始点と終点がない場合、および全て比和の場合は何のコメントも示しません。

終点
(司禄星)
親子の仰が善悪に関係なく、親の役に立つ子となります。親の仕事を継いで完成させる等しますが親が健在の間は良いのですが、死後悩みます。長男・三男と奇数番目に多い。
始点
(調舒星)
親許にいるあいだは星が良くても伸びません。独立して開運します。自分の努力が必要な一代運。
右手始点
(調舒星)
結婚してから開運。人生が始まります。

● 十大主星の第2次・第3次現象

 星の持つエネルギーが燃焼すると、同じ星でも次元があがり第2次・第3次現象へと変化してゆきます。 これが人間の次元が上がる度合いとなります。最高に次元が上がると透明となり、何の星を持っているかも分らなくなります。
 龍馬の本人の星(調舒星)について、次元があがるとどう変化するか見てみましょう。

第1次現象
感受性が強く、孤独でロマンティスト。神経質で反発・反抗心が強く神秘的な事物を好みます。子供の時は特に燃焼しにくい環境に生れるために、このような性格が現れます。この星は逆利用して反発・反抗心をかきたて、親が子を突き放すようにすると燃焼度が早くなります。本人の希望通りにするときりがなく、燃焼ができなくなってしまいます。
第2次・第3次現象
物事にこだわらず、明日は明日の風が吹くといった、一見どうでもよいといった感じです。燃焼による変化の幅が大きい星です。与えられた環境と異なる質に生れたため本質が燃焼すると、例えばどんなにおいしいものを作ろうとまずいものを作ろうと反応を示さない。家族の者は張合いがなくなりますが、非常に寛大な性格になります。

● 十二大従星の場所と意味

 陽占に示された3つの十二大従星は、それぞれ初年運、壮年運、晩年運を表しています。

場所の意味
  初年運( 0歳~29歳)
   
晩年運(60歳~  ) 壮年運(30歳~59歳)

 一方、十二大従星は次のように4つに分類されます。

天印星 天貴星 天恍星 …… 子供っぼい星
天南星 天禄星 天将星 …… 壮年期の星
天堂星 天胡星 天極星 …… 老年期の星
天庫星 天馳星 天報星 …… 無の世界

 十二大従星は、龍馬の心のエネルギーとなるものです。 初年、壮年、晩年それぞれの時期に見合った十二大従星が、陽占に出ていれば理想的です。 龍馬の場合はどうでしょうか?

時期龍馬の従星従星の性格評価
初年運( 0歳~29歳)天南星壮年期の星
壮年運(30歳~59歳)天極星老年期の星
晩年運(60歳~  )天極星老年期の星順当

 上の表の評価欄に「順当」が1つしかなく、龍馬の十二大従星の配置はそれほど理想的ではありません。

 それでは、各時期の十二大従星の意味を見ていきましょう。

初年運( 0歳~29歳) 天南星
 社会に出、最前線で活躍する時期。そのため、この星は「反骨精神」「冒険」「躍動」「希望」「目的」などの意味を持ちます。
 希望を持ち、自信、自我心に支えられ現実社会を乗り切る時期となった時、直情的で一本気なため、一つの目的に向かって全力を傾ける余り、手続きを無視したり、配慮を欠いたりと乱暴な面が現れてしまったりもします。また一つの目的に全力投球するということは同時に複数のことはできないということであり、またその方が良いのです。
 若さと自信にあふれ、旧弊を打ち破り、新鮮で独創的なアイデアを実現しようとして周囲を手厳しく批判し、自分の考えを強引に押し付けてゆきます。また仕事ができるとの評価はある反面、その強引さが目上や目下から嫌われるということもあります。そのためエネルギーの消耗も激しいのですが、この攻撃的な性質が失敗を重ねる度に更に強靭なものとなってゆきます。若い時に鍛えられることが必要です。このようなエネルギーは新しいものを作り出す時、また発展期には大きな推進力となりますが、安定期に入ると守りに弱く不向きとなります。前進ができても後退ができないということであり、運が低下した時の救いは常に他力的であり自力で回復させることはできません。
 また仕事と財力が一致しないという特徴も持っています。仕事そのものを目的としてしまうため金銭感覚が薄く、金儲けは二の次三の次というところです。生徒に対してワンマンでいられることから学校の先生に多く、教育畑や実業面で活躍。
 運勢が強く、特に女王の星といわれ女性が持つのは最高とされます。女性は良妻賢母。夫を押し立て家の為によく働き、夫に万一の事があれば残された子女を立派に育て一人前にして世に送り出す。それだけに夫に従うより操縦しようとするため、夫が優しい場合や、家が貧しい時は働き者と感謝され、富んでくると煙たがられます。
 絶対に正直。絶対に無邪気、絶対にウソがいえない清い心。弱きを助け、強気をくじく正義感、清浄心、ワンマン。また貫索星とともにあれば徹底的ワンマンとなり、前進に強く反省に弱い。自分の非は絶対に認めない。他を非難する。敵を作りやすい。といった傾向が現れます。

龍馬の天南星は 未(ひつじ)(年支)から出た 天南星です。この場合、次の特質が加わります。
頑固
壮年運(30歳~59歳) 天極星
 天性に悟りの境地を持ち、すべてが無の状態です。そのため、例えば男女の差とか善悪とかの差がなくなり、無。人との交際にも打算はなく人間的純粋さを持ち合わせた人物です。そのために善の世界に入れば善人に、悪の道に入れば見事に悪人となってしまう。どんな場合でも環境に合わせて自分を変えてゆけます。お人好しとか信念のない人に見られがちですが、ありのままに生きる強さを持ちます。
 突っ張らず自然のままに生きられる人ということは、アクの強い人とでもあわせられる人づきあいの良い面があります。
 物覚えが早く、霊感ともいえる予知本能を持つことがあり、知識を積み重ねて技術職などの専門的職業や技芸、宗教家などに向きます。そのことが、また本質的に奉仕の精神がある訳ではないのですが、結果として奉仕をすることにつながります。
 一方で専門馬鹿になりやすいのが欠点。恋をして周囲の反対にあうと心中しかねない視野の狭さが別の意味で学究たらしめたり、成功させたりするということです。
 エネルギーが小さいために体が弱かったり、病弱、運勢も弱い星。特に中年期にあると、運が不安定となりやすいため注意が必要です。
 天胡星と天極星はふたご座の星ですが、それが分かれ分かれになるということで、兄弟縁が薄いとされます。職業も兄弟それぞれが別の道を進みます。
 美男美女の星。

龍馬の天極星は 子(ね)(月支)から出た 天極星です。この場合、次の特質が加わります。
用心深くズルイ
晩年運(60歳~  ) 天極星
 天性に悟りの境地を持ち、すべてが無の状態です。そのため、例えば男女の差とか善悪とかの差がなくなり、無。人との交際にも打算はなく人間的純粋さを持ち合わせた人物です。そのために善の世界に入れば善人に、悪の道に入れば見事に悪人となってしまう。どんな場合でも環境に合わせて自分を変えてゆけます。お人好しとか信念のない人に見られがちですが、ありのままに生きる強さを持ちます。
 突っ張らず自然のままに生きられる人ということは、アクの強い人とでもあわせられる人づきあいの良い面があります。
 物覚えが早く、霊感ともいえる予知本能を持つことがあり、知識を積み重ねて技術職などの専門的職業や技芸、宗教家などに向きます。そのことが、また本質的に奉仕の精神がある訳ではないのですが、結果として奉仕をすることにつながります。
 一方で専門馬鹿になりやすいのが欠点。恋をして周囲の反対にあうと心中しかねない視野の狭さが別の意味で学究たらしめたり、成功させたりするということです。
 エネルギーが小さいために体が弱かったり、病弱、運勢も弱い星。特に中年期にあると、運が不安定となりやすいため注意が必要です。
 天胡星と天極星はふたご座の星ですが、それが分かれ分かれになるということで、兄弟縁が薄いとされます。職業も兄弟それぞれが別の道を進みます。
 美男美女の星。

龍馬の天極星は 子(ね)(日支)から出た 天極星です。この場合、次の特質が加わります。
用心深くズルイ

 龍馬の陽占には天極星が2つあります。この場合、初年・壮年・晩年のどこにあっても、次のような特性が現れます。

天極星が2つある場合
 どんな病気かは別としてとにかく持病で一生苦しみます。人間誰でもどこかに病を持ってはいますが、この組み合わせの場合はそれが生涯悩みとなる持病となります。例えば子供の時に足を怪我してそれが一生の持病となり、生涯苦しむなど。また現在は若い時代結核をやっても治療できますが、天極星2つの人は再び年を取ってから老人性結核になるといった型となってでてきます。
 女性に天極星が2つあると子供が生まれることによってその持病にますます苦しむようになります。一方、男性は子供ができると非常に良い子ができ、その子供に頼って生きようとする人生になります。天極星を2つ持つ男性を父親に持つ子供は父親に頼られる一生となるため、それに応えられる能力を備えた子供と言うことで大変優秀な子供となりますが、しかしその子供の立場から考えれば非常に苦労が多いともいえましょう。

● 日干・地支による十二大従星のイメージ

 十二大従星は、元になった日干と地支により、異なったイメージを持ちます。 つまり、同じ天貴星でも出どころによって別々の特性を持つということです。 ただし、日干が戊(ぼ)己(き)の場合を除いて、地支が丑(うし)辰(たつ)未(ひつじ)戌(いぬ)の場合はコメント無しです。 龍馬の場合は次のようになります。

      初年運( 0歳~29歳) 天南星 日干:庚(コウ) 年支:未(ひつじ)
コメントはありません。
      壮年運(30歳~59歳) 天極星 日干:庚(コウ) 月支:子(ね)
墓石のイメージ。子は北方であるために過去に戻る。
      晩年運(60歳~  ) 天極星 日干:庚(コウ) 日支:子(ね)
墓石のイメージ。子は北方であるために過去に戻る。

● 十大主星と十二大従星の結び付き

 陽占の最後として、十大主星と十二大従星の結び付きを見ましょう。特に三分法で結び付いたときに、その意味が強く現れます。

司禄星天南星 女性はこれほどの悪妻はいないといわれます。なぜ悪妻かというと頭の中でものを考えていろいろと指図はするのですが、行動が伴わない。そのために相手の欠点は良く見えるくせに自分の欠点は改めようとはしない。
 もともと天南星という星は批判カの星なので上記のように行動にでない批判カとなるのです。仕事を持てば家庭に入りたくなり家庭を持てば仕事をやりたくなる。仕事も家庭も共に持とうと考えるのです。仕事を持つと家庭を持ちたいくせに家庭的なことをおろそかにし、家庭に入っていると仕事をやりたくなる。そして家庭をおろそかにしているくせに自分では立派なことをやっていると思い込んでしまいます。そのためにことごとくやることにへ理屈に近い理屈が伴います。故に相手の欠点が良く見えるということになります。
 男性は仕事よりも理屈が優先。人間的には非常に憎めない人物ですが理屈屋となって、肉体労働を嫌い知的労働に走りがち。手よりも口が先に出るタイプです。
龍高星天南星 女性は明るい性格の人となりますが、他人を批判する時はとどまる所のない批判カを出します。
 男性は暗い性格の人です。
 男女に関係なく対人関係で好き嫌いがはっきりします。その相手の人が良い人か悪い人かには関係なく、自分の好きなタイプ嫌いなタイプの色分けをしてしまう特性があります。

この結び付きは三分法の範囲に入っていますので、さらにその質が強く現れます。
玉堂星天南星 女性は明るい性格の人となりますが、他人を批判する時はとどまる所のない批判カを出します。
 男性は暗い性格の人です。
 男女に関係なく対人関係で好き嫌いがはっきりします。その相手の人が良い人か悪い人かには関係なく、自分の好きなタイプ嫌いなタイプの色分けをしてしまう特性があります。
調舒星天南星 アイデアに富んだ人物となります。そのアイデアにスピードが加わった状態となります。子供のときには自分で自分のオモチャを廃物利用してつくり、大人になってもアイデアが万能選手のような型となり、特色が出ずなんでも屋になってしまいます。このアイデアを仕事にさせるためには貫索・石門のどちらかが加わればアイデアを実行するカとなり、更に禄存又は司禄が加われば事業家が出来上がります。すなわち、アイデアを仕事とし、更に事業にして金もうけにつなげてゆくにはこの鳳閣・調舒のどちらかと貫索・石門のどちらかと禄存・司禄のどちらかの3種類の星と天南星の結付きが必要ということです。
 単に鳳閣星・調舒星が天南星と結付いている時は職人としては最適。

この結び付きは三分法の範囲に入っていますので、さらにその質が強く現れます。
司禄星天極星 男性は若年期、20才代、30才代で財を残した人は中年期、40才代、50才代になって妻を亡くすか財産をなくしてしまいます。禄存星・司禄星-天極星をもつ男性に嫁ぐことは要注意です。大体この星の組み合わせを持つ人は若い時から自分で事業をして金もうけをやりたがる質を持っており、例えば小さなスナックでもいい、何かをやりたがります。それでお金を残しマイホーム、マイカー、マイショップを持っているために、理想の夫のように思えて嫁いだら、中年期にいたってその妻たる自分が死に至るか或いは財をなくすかのいずれかになってしまいます。親から受け継いだ分もこの条件に入ります。特に中年期に天極星の出る人はその効き目は大。財がなくなると言うことはゼロになることではなくてその状態は他の星との関係を見なければこれだけではわかりません。例えば2つ経営している店舗が1つになるとかのようになるかもしれない。妻が亡くなるかもしれない。しかしそれ以後に作った財は、或いは再婚のためにきた妻は大丈夫。財も大丈夫。一生の財となります。とにかく一度中年期に失うのです。このような人あるいは所へは後妻として入るのが幸運ということです。
 この人の質即ち妻をなくすか或いは財をなくすといったことは妻との離婚などでその禍いは浄化できます。妻との離婚によって慰謝料という財を失うことになります。(法的にも現在は半分は妻も財産の権利が生じています)この人が財をなした時にその財を自分の子供に渡すよりも孫に渡した方が財がなくなりません。逆にいえば子供のために財を残してやってもまた同じ運命をこの子供が繰り返すことになります。ゆえに一代飛ばして孫に渡したほうが財の安全が図れます。
 女性はそれと同じことが結婚の問題で起きます。初年期幸運な人生を送ると中年期以降精神的葛藤が多くなり不幸が訪れます。但し夫が死亡すれば問題は他に出ない。夫の死と言う事は女性にとって不幸なできごとであるために女性の場合は結婚の状態にでやすく男性の場合は財にでやすい傾向があります。初年期に幸せであればあるほど中年期に不幸になりますが、初年期にもし苦労をしていたとしても中年期に至ってそれなりの不幸はでてしまいます。しかしその度合いが小さくはなりますが…。初年期に幸せが大であれば中年期の不幸の落差は大きく、中年期精神的葛藤ということはノイローゼとなって精神病になることもありうるのです。どこかで代償を払うことになっている訳です。

この結び付きは三分法の範囲に入っていますので、さらにその質が強く現れます。
龍高星天極星 非常に純粋な人間となります。この純粋さとは海や山といった自然を愛するという純粋さであり、その為に都会生活よりも田舎の生活の方が適します。苦労が多い割には伸びず、幸運の中の不運といわれ幸運の絶頂期に不運に見舞われやすい。
 特に中年期のところに天極星が出るとその出方が極端になり、中年期に仕事が成功するようなことになると妻子を亡くすとか又は離婚というような幸運の絶頂期にそのような不幸な状態となりやすい質があります。
 あるいは本人自身が病気になるという場合もあります。精神病とかノイローゼになりやすい。龍高星のある人の方が神経質の度合いが大きく、商人には向かない。
玉堂星天極星 非常に純粋な人間となります。この純粋さとは海や山といった自然を愛するという純粋さであり、その為に都会生活よりも田舎の生活の方が適します。苦労が多い割には伸びず、幸運の中の不運といわれ幸運の絶頂期に不運に見舞われやすい。
 特に中年期のところに天極星が出るとその出方が極端になり、中年期に仕事が成功するようなことになると妻子を亡くすとか又は離婚というような幸運の絶頂期にそのような不幸な状態となりやすい質があります。
 あるいは本人自身が病気になるという場合もあります。精神病とかノイローゼになりやすい。龍高星のある人の方が神経質の度合いが大きく、商人には向かない。

この結び付きは三分法の範囲に入っていますので、さらにその質が強く現れます。
調舒星天極星 霊感能力に信仰心が加わります。霊感能力が一種の神がかり的なものになりやすい。鳳閣星や調舒星と天極星を持つ子供は非常に親孝行となります。人に物を頼まれると嫌といえない質。そのために親切の度合いが過ぎて悪意に見られることもあります。

● 陰占・陽占のまとめ

 これで、陰占・陽占の分析を終ります。ここからは、龍馬の十年ごとの運勢、一年ごとの運勢を見てゆきます。 陰占・陽占は龍馬の一生を通じて変わらない宿命であり、いわば百年運です。 そこへ十年ごと、あるいは一年ごとに、色々な干・支・主星・従星が代わるがわる巡り、 陰占・陽占の干・支・主星・従星に加わって、龍馬の運命を形づくってゆくのです。
 ここで、龍馬の陰占・陽占の概要を、大運・年運と同じ形式の表にまとめておきます。

龍馬の宿命(百年運)
年齢(歳)十干十二支主星従星守護神十二支占い宿命天冲殺
0~99 乙(オツ)
戊(ボ)
庚(コウ)
未(ひつじ)
子(ね)
子(ね)
調舒星
司禄星
龍高星
玉堂星
調舒星
天南星
天極星
天極星
子と未の害(膀胱・腎臓・婦人病)
主星、従星の上にマウス・カーソルを置くと意味が表示されます。

 上の表は、次に述べる大運の各旬、年運の各年を通じて変わらない、龍馬の資質(宿命)を表わしています。 大運・年運の各行は、それぞれの時期ごとに、龍馬に加わる資質です。 大運・年運を見るときは、それだけで判断せず、必ずこの宿命を合わせて考えるようにしてください。

5. 大運

 この項では、龍馬の10年周期の運勢を見てゆきます。これを大運といいます。 今まで日柱に基づいて陰占と陽占を分析してきましたが、大運を見るには月柱を用います。 まず、龍馬の月柱( 戊(ボ)子(ね) )を生まれた瞬間から第1旬が始まるまでの干支とし、その後10年ごとの干支は60干支表を 戊(ボ)子(ね) から順に(または逆に)たどって決めてゆきます。

● 龍馬は何歳運でしょうか?

 いつ第1旬に入るかは、龍馬がひと月(節気~節気)のどの時点で生まれたかによって異なります。 節気から節気までの30度を10年間に見たて、龍馬が生まれた瞬間の太陽黄経を計算し、比例配分して日数に換算します。具体的に計算してみましょう。

大雪小寒
255°  285°
||
← 281.833589° _
26.833589°
3266.919681日

 龍馬の生年月日( 1836年1月3日 (JST))を含む月(12月)は、 大雪(黄経 255°)から 小寒(黄経 285°)までの 30度です。これを実線で表します。龍馬はこの実線上の281.833589°の時点で生まれました。 この時点から節気までの角度を計算しますが、左右どちらの節気に向かって計算するか、次の決まりに従います。
年支が子寅辰午申戌の男性……右向き
年支が丑卯巳未酉亥の男性……左向き
年支が子寅辰午申戌の女性……左向き
年支が丑卯巳未酉亥の女性……右向き
 龍馬は年支が未(ひつじ)の 男性なので、左向きとなります。 龍馬の生年月日の太陽黄経(281.833589°)から 大雪(黄経 255°)までの角度は 26.833589°であり、 30度を10年(365.2422日×10)と見てこれを比例配分すると
3652.422日×26.833589°÷ 30°= 3266.919681日
となります。節気は運気の変り目なので、龍馬は生まれてから3266.919681日後に 初めて大運が切り替わるということです。 これを日付に直すと1844年12月13日10時4分(JST)となります。この日から始まる1年間のうち、龍馬は過半数の日が 9歳なので、 「龍馬は9歳運である」といいます。

● 大運の表の作り方

 それでは、龍馬の大運を見てみましょう。

龍馬の大運(十年運)
年齢(歳)十干十二支主星従星守護神十二支占い大運天冲殺
0~8戊(ボ)子(ね)龍高星天極星 
19~18丁(テイ)亥(い)牽牛星天胡星 雑気半会(木局)
219~28丙(ヘイ)戌(いぬ)車騎星天堂星 庫気刑(目上との争い)
3 29~38乙(オツ)酉(とり)司禄星天将星 
439~48甲(コウ)申(さる)禄存星天禄星 正気半会(水局)
549~58癸(キ)未(ひつじ)調舒星天南星 
659~68壬(ジン)午(うま)鳳閣星天恍星 南方支合
対冲(子と午)
769~78辛(シン)巳(み)石門星天貴星 Ⅰ(異質)
879~88庚(コウ)辰(たつ)貫索星天印星 雑気半会(水局)
989~98己(キ)卯(う)玉堂星天報星 雑気半会(木局)
旺気刑(他人との争い)
1099~108戊(ボ)寅(とら)龍高星天馳星 
11109~118丁(テイ)丑(うし)牽牛星天庫星 北方支合
対冲(丑と未)
庫気刑(目上との争い)
12119~128丙(ヘイ)子(ね)車騎星天極星 
主星、従星の上にマウス・カーソルを置くと意味が表示されます。

 龍馬が今、第何旬にいるか、太字で示しました。これは、龍馬の今の年齢と必ずしも一致していないかも知れません。 すでに触れたように、龍馬が第1旬に入るのは、1844年12月13日10時4分(JST)です。 各旬の始まりは、計算上は、この時点から10年(3652.422日)目ごとに巡ってきます。しかし、 その瞬間に龍馬の運命が激変するというわけではないので、大運の表には計算上の開始年月日時分ではなく、大体の年齢を示しているのです。 ただ、太字にするかどうかは、計算上の開始年月日時分と現在時刻とを比較して判断しています。

 この表の作り方を説明します。
 年齢は、第1旬を龍馬の歳運から始めて、10歳ずつ増やしてゆきます。
 干支は、一番上の行に陰占の月干・月支を書き、それを起点として60干支表の干支を次に示す順に入れてゆきます。 歳運を求める際に使った図で、矢印が右向きの方は右へ、左向きの方は左へ、ということです。
 あとの項目(主星・従星・守護神・十二支占い・天冲殺)は、陰占・陽占と同様な方法で算出します。
 主星と従星は、大運の各旬の干支を十大主星表または十二大従星表にあてはめて導きだします。
 龍馬の守護神は丁(テイ)甲(コウ)丙(ヘイ)です。 これらの干が年運の干として巡ってくる旬では、その干が守護神の欄に示されます。ただし、陰占にある守護神は省略してあります。 また、通関用神のある方は、その主星が巡ってくる旬にそれが示されます。
 十二支占いは、陰占の年支・月支・日支に、大運のそれぞれの旬の支を加え、4つの支で三合・半会・支合・対冲・刑・害を作ります。 支がひとつ増えた分、三合・半会・支合・対冲・刑・害が作られやすくなります。陰占に半会のある方は、三合のある旬がひとつできます。 陰占にある三合・半会・支合・対冲・刑・害は省略してあります。

● 大運天冲殺

 大運天冲殺には2とおりの出し方があります。
大運天冲殺Ⅰ 陰占の生年天冲殺・生月天冲殺と同様に、日支から導かれる天冲殺(龍馬の場合は 辰(たつ) 巳(み)天冲殺)が、大運の支として巡ってくる旬を大運天冲殺とします。
(繰上り) 大運の第1旬の干が、陰占の年干・月干・日干のいずれかと同じであって、 その同一干の下にある支同士が、三合・対中・比和の関係になっている場合、大運天冲殺の繰上り現象がおこり、 大運の第2旬、第3旬も大運天冲殺となります。
(異質) 大運天冲殺の旬の干支が、異質のエネルギーを持つ干支、すなわち、 甲戌・乙亥・丙子・辛巳・壬午・丁亥・戊子・癸巳・己亥・庚子・甲辰・乙巳・辛亥・丁巳の場合、 この旬は波乱が多く、また、この旬の次の旬も準大運天冲殺として波乱が続きます。
大運天冲殺Ⅱ 大運の表の第1旬から第12旬に、十二大従星表を単純に重ね合わせ、 十二大従星表の支の欄が、日支から導かれる天冲殺(龍馬の場合は 辰(たつ) 巳(み)天冲殺)と一致する行が何行目か調べ、 大運の表の同一の場所を、大運天冲殺とします。

 大運天冲殺は、大変エネルギーが強い時期と解釈しましょう。 良くも悪くもエネルギーが燃え盛るときと考えれば、自ずと答えが出てきます。 極端な言い方をすれば、この期間には想像以上の幸運の女神が微笑むかもしれないし、 悪いときは底知れない不運に見舞われる可能性もあるということです。
 大運天冲殺はその抜け際に大きな苦を味わうことが多く、その時期の過ごし方がより大切になります。 大きな傾向としては、大運天冲殺を迎える前に非常に好調な運気を過ごした人は、この時期に反動がきて苦しみ、 非常に不運に過ごしてきた人は逆に幸運の機会を得るということもあります。 つまり、大運天冲殺の旬にいるからといって落胆する必要はなく、その期間は、 通常のリズムよりも浮き沈みが激しくなると捉えるのがいいでしょう。

6. 年運

● 年運の表の作り方

 日柱から宿命(百年運)、月柱から大運(十年運)が導かれましたが、年柱からは年運(一年運)が導かれます。 下表の干支欄の先頭には、龍馬の年柱「 乙(オツ) 未(ひつじ) 」(干支No.32) から始めて、60干支がNo順に書かれています。
 以下に龍馬が生まれてから暗殺された年までの、年運の表を掲げます。ウェブ鑑定を申し込まれた方には120年分の年運の表を作成します。

龍馬の年運(一年運)
年齢(歳)十干十二支主星従星守護神十二支占い年運天冲殺
18350乙(オツ)未(ひつじ)司禄星天南星 成長
18361丙(ヘイ)申(さる)車騎星天禄星 正気半会(水局)
決断
18372丁(テイ)酉(とり)牽牛星天将星 疲労
18383戊(ボ)戌(いぬ)龍高星天堂星 庫気刑(目上との争い)
制覇
18394己(キ)亥(い)玉堂星天胡星 雑気半会(木局)
油断
18405庚(コウ)子(ね)貫索星天極星 結実
18416辛(シン)丑(うし)石門星天庫星 北方支合
対冲(丑と未)
庫気刑(目上との争い)
禄財
18427壬(ジン)寅(とら)鳳閣星天馳星 収穫
18438癸(キ)卯(う)調舒星天報星 雑気半会(木局)
旺気刑(他人との争い)
危険
18449甲(コウ)辰(たつ)禄存星天印星 雑気半会(水局)
冲殺
184510乙(オツ)巳(み)司禄星天貴星 対冲(巳と亥)
忍耐
184611丙(ヘイ)午(うま)車騎星天恍星 南方支合
対冲(子と午)
実行
184712丁(テイ)未(ひつじ)牽牛星天南星 成長
184813戊(ボ)申(さる)龍高星天禄星 正気半会(水局)
亥と申の害(大腸・消化不良)
決断
184914己(キ)酉(とり)玉堂星天将星 疲労
185015庚(コウ)戌(いぬ)貫索星天堂星 庫気刑(目上との争い)
制覇
185116辛(シン)亥(い)石門星天胡星 自刑(身内との争い)
油断
185217壬(ジン)子(ね)鳳閣星天極星 結実
185318癸(キ)丑(うし)調舒星天庫星 北方支合
対冲(丑と未)
庫気刑(目上との争い)
禄財
185419甲(コウ)寅(とら)禄存星天馳星 雑気半会(火局)
収穫
185520乙(オツ)卯(う)司禄星天報星 雑気半会(木局)
中央支合
旺気刑(他人との争い)
危険
185621丙(ヘイ)辰(たつ)車騎星天印星 雑気半会(水局)
対冲(辰と戌)
冲殺
185722丁(テイ)巳(み)牽牛星天貴星 忍耐
185823戊(ボ)午(うま)龍高星天恍星 雑気半会(火局)
南方支合
対冲(子と午)
実行
185924己(キ)未(ひつじ)玉堂星天南星 成長
186025庚(コウ)申(さる)貫索星天禄星 正気半会(水局)
決断
186126辛(シン)酉(とり)石門星天将星 酉と戌の害(血液・循環器系)
疲労
186227壬(ジン)戌(いぬ)鳳閣星天堂星 制覇
186328癸(キ)亥(い)調舒星天胡星 雑気半会(木局)
油断
186429甲(コウ)子(ね)禄存星天極星 結実
186530乙(オツ)丑(うし)司禄星天庫星 雑気半会(金局)
北方支合
対冲(丑と未)
庫気刑(目上との争い)
禄財
186631丙(ヘイ)寅(とら)車騎星天馳星 収穫
186732丁(テイ)卯(う)牽牛星天報星 雑気半会(木局)
対冲(卯と酉)
旺気刑(他人との争い)
危険
主星、従星、年運天冲殺の上にマウス・カーソルを置くと意味が表示されます。

 龍馬が暗殺された1867年を太字で示しました。龍馬の業績とされる薩長同盟(1866年)や、第二次長州征討への海援隊参戦勝利(1866年)が、龍馬の収穫年に当たっていることが分かります。また龍馬暗殺(1867年12月10日)は龍馬の危険年に当たっています。

 この表の作り方は、大運の表と概ね同じです。
 干支はその年の干支です。その干支に基づいて、主星・従星を算出しています。
 守護神はその年の干について、通関用神はその年の主星について判断しますが、 陰占にある守護神や、その年が含まれる大運の旬にある守護神・通関用神と同じ場合は、記載を省略しています。
 十二支占いは、陰占の年支・月支・日支、その年が含まれる大運の旬の支、それにその年の支を加えて、 5つの支で判断します。したがって、三合・半会・支合・対冲・刑・害は大運よりさらに出来やすくなります。 これも、陰占や、その年が含まれる大運の旬の十二支占いと同じ場合は、記載を省略しています。
 年運の表を見るときは、必ず宿命(百年運)、大運(十年運)のその年を含む旬を合わせて見てください。 重複するところを省略しているからです。

次に年運天冲殺をグラフで示します。このグラフは、1867年を含む12年間の龍馬のバイオリズムを表します。
Javaアプレットを有効にすると龍馬の一生のバイオリズムのグラフが表示されます。

● 年運天冲殺

 年運天冲殺の欄には、毎年の運気を記載しました。この内、危険・冲殺・忍耐の3年間を年運天冲殺期と考えます。龍馬は 辰(たつ) 巳(み)天冲殺ですが、 年支が子寅辰午申戌なら辰(たつ)の年が、 年支が丑卯未未酉亥なら巳(み)の年が冲殺の年となります。 龍馬の年支は未(ひつじ)なので、 巳(み)の年を冲殺の年とし、 その前後の年をそれぞれ、危険・忍耐とします。そして、後は順に 実行・成長・決断・疲労・制覇・油断・結実・禄材・収穫と当てはめてゆくのです。
 これらは12年周期で巡ってきます。それらの意味を説明します。

危険ここから天冲殺期に入るわけで、運勢が弱くなり、予期しないことが起こりやすくなります。ショックを受けるようなこと、悲しいこと、思いもかけない人の裏切り、そんなことが身辺に迫るときです。新しいことに挑戦する積極的な姿勢にも危険が伴います。こんなときは、受身の態勢を整えることが大切です。非常に不本意なことですが、最も気の合わない人にも黙って従うといったくらいに、自分を捨てることが重要なことなのです。
冲殺冬は冬でも真冬に当たり、12年間の中でもっとも運気が弱い時期です。知らないうちに争いごとに巻き込まれたり、大事な人が離れて行ったりします。この1年は慎重に生活することが大切で、あくまでも受身の姿勢を保ち、自然体を保つことが求められます。自分を捨てて上手に他人の運に乗ってこの時期をクリアするという考え方もあります。いずれにしても、自ら決断し、積極的に行動することは慎まなければなりません。龍馬を取り巻く人たちによって龍馬の運命が作られるという時期です。ただ、この時期にミステリアスな運を掴むこともあります。
忍耐春近しという予感がありますが、はやる気持ちを抑えて耐えなければなりません。危険期・冲殺期の2年間を耐え忍んだとすれば、気持ちに焦りも生じてきます。しかし、ここは2年間の整理をして、もう一度腰を落ち着けるときです。滞った冬の空気の中に爽やかな風を通すくらいのつもりで、まだ動き出す時期ではないのです。焦って危険期・冲殺期の我慢から大きく切替えることを極力抑えましょう。
実行そろそろ自らが選んだものに向って動き出すべきときです。運勢の強い人は、ごく自然に世の中の風がこの時期を教えてくれます。住まいを変えてみたり、仕事に対する考え方、友人、恋人との付き合い方、食べるもの、着る物、すべてに変化が生じてくるはずです。もう周りに左右される時期ではありません。自分の信念に基づいた行動を始めましょう。蒔かない種は生えない、花は決して咲かないのですから、この時期には何よりも種を蒔く行動が必要です。
成長実行期に種を蒔いた仕事や恋愛を成長させるときです。また、新たな情熱に向って邁進するのにもっとも適した時期でもあります。自分を新鮮な立場に置いて、情報を収集することが大切な1年です。12年間の中で最も伸展率の高いときといえます。思い切った行動に出て大丈夫です。誰にも束縛をさせず、大きく世間を広める時期です。構えは広くとりますが、蒔いた種を大切に、目移りしているときではありません。
決断12年間の中で最も重要な意味を持つ時期と強調しておきます。この時期に決断したことが、やがて花となり実となるのですから、この年こそが重要なのです。実行期、成長期で育んできた一つ一つの事柄に決断を下さなければならない年ですから、ここで怠け心を出すわけにはいきません。人に頼ってはいけません。仕事の問題も、結婚の問題も、自分で決断してください。決断をしてスタートをするときです。多少の摩擦、障害物があっても乗り越えてください。
疲労春の時期に溜め込んだエネルギー、決断したことを、一呼吸おいて見直してみることが大切な時期です。冷蔵庫に虫がつくというような運気のときですから、ちょっと面倒な時期です。しかし、決断期に決断したことを曲げてはいけません。突然出現した異性に関心を示したり、新しい仕事に食指を動かしたりしないように注意してください。新築や土地の購入も控えるときです。事故とか怪我にも注意を払わなければならないときです。
制覇周囲からも認められ、何もかもがうまくいくときです。気力も充実し、将来に明るい見通しがたちます。自分が中心で物事が動くときですから、咲いた花には蝶やとんぼが群がるように人気が沸かなければならないのです。冬の時期に種を蒔いた人は、ここに来るまでには多くの苦難を強いられますが、その芽をやっと切り捨てることが出来る時期でもあります。いずれにしても、後で振り返ったときに、本当に良かったなと思える年にならなければなりません。
油断つまり、真夏の太陽も秋に向って勢いがなくなる時期ということです。現状を維持することが大切で、前年の勢いのまま突っ走ったり、何事もうまくいったことに油断をすると蹟いてしまいます。仕事や友人との関係にかげりがでても慌てず慎重に対処することが必要とされます。心の緩みに注意するときです。
結実秋に入り、実りの時期を迎えるわけです。春から蓄えたことが着実に実りに向って進行します。しかし、春の時期に動いて着々と積み重ねていなければ実りの時期も空虚なものになってしまいます。過去に繋がりを持ち、その結果が現われる年です。
禄財12年間の周期のうちで最高のときです。目指してきたことが成就し、同時に財運にも恵まれるときです。この強運の時に、まず一番にしなければならないことは、実りから得たものを貯蓄することです。
収穫どんどん発展する時期は過ぎていますので、成果物を取り込んで、冬の時代の糧とする準備を整えることが必要です。新しい取り組みはすべて終わらせて、むしろこれまでの総決算をすることが大切です。運気は絶頂期を過ぎていますので、何ごとも早めに、年の前半に手を打たなければなりません。

 主星・従星の解釈については、下の表を参照してください。 陽占に既に持っている星については、人体図の部位を示しました。 これら宿命の星に、大運・年運の各旬・各年の星が加わって、龍馬の運命が決定づけられます。

十大主星
貫索星何ごとも真面目に(自我、頑固、守衛、独立、仕事)
 貫索星は、自我、頑固、個人的守備という意味を持っています。総じて、何ごとにも真面目に取り組む姿勢を象徴します。底辺には自分自身を頑なに守る姿があり、他人の言葉に左右されない意志の強さを持っています。
石門星みんなで仲良く(和合、仲間、政治、集団的守衛)
 石門星は、和合、仲間、集団的守備、転じて政治(家)という意味を持っています。要するに仲間意識を持って意気投合し、それが生きるための大きな手段となって行く星です。仲間を作り、和合することによって自分を守るという考え方です。まさに政治の世界を思わせる星です。
鳳閣星楽しいことが何より(呑気、楽天、中庸、自然、健康、子供)
 鳳閣星は、呑気、楽天、自然、中庸の意味を持っています。自然体で、摩擦のない中庸をなすというのがこの星の底辺ですが、呑気で楽天家という雰囲気を漂わせるのもこの星の特徴です。楽しいことが第一で、面倒なことは嫌います。
調舒星感傷こそ人生(孤独、感受性、ロマン、芸術)
 調野星は、孤独、感受性、ロマンの意味を持っています。疎外されて孤独を味わうわけではなく、誰にも邪魔をされず感傷に浸ることを愛する星です。協力者を必要とせず、大衆の中に溶け込むことをむしろ拒否します。感受性は鋭く、自分の内面で情念を燃やしつづけます。
胸右手
禄存星大切なもの、それは愛と奉仕(愛情、奉仕、引力、回転財)
 禄存星は、愛情、奉仕、大衆への引力という意味を持っています。どんな行為にも奉仕の精神と愛情が込められています。大衆性、庶民性ということを大切にし、人間性が形になる行為を好みます。
司禄星蓄えることがすべての始まり(蓄財、準備、結婚、家庭)
 司禄星は、蓄積、準備、結婚、家庭という意味を持っています。底辺にあるのは収集、蓄積の精神で、それは子供を作り後世に残すことも意味しています。ときには不用なものまで蓄えるくらいに、すべての根源は蓄積にあると考えます。
車騎星行動力が実を運ぶ(攻撃、闘争、前進)
 車騎星は、攻撃、闘争、前進の意味を持っています。自ら積極的に動くことが信条で、その行為は攻撃的、闘争的にさえ見えます。ただ、突進するだけでなく、進退自由な判断力も有しています。
牽牛星名誉、名声のためなら耐え忍ぶ(勇気、自尊心)
 牽牛星には、名誉、名声、地位、自尊心という意味があります。プライドの高い一面を持ち、名声や地位を確保するためには批判を乗り越えて努力をします。精神的な忍耐に強く、粘り強く目的達成に向かいます。
龍高星見聞を広め、革新する(知力、離別、放浪、改革、芸術)
 龍高星は、改革、放浪、芸術、動的知恵の意味を持っています。自らが体験することによって見聞を広め、そこから新しいものを作り出す能力に長けています。作り出すものは革新、改革であり、取得したものをそのまま知恵として残すことはありません。
玉堂星旺盛な創造力(知力、創造力)
 玉堂星は、静的知恵、創造という意味を持っています。体験よりも、書物や伝聞から知識を広め、それを体系化して伝統的な知恵にする能力を有しています。創造力は逞しく、人を育成することにもカを尽くします。
左手

十二大従星
天貴星気品(エネルギー9点)長男、長女の星
 俗にお坊ちゃんの星と呼ばれます。育ちの良さといった気品に溢れ、亡羊とした温厚な風格です。無類のお人よしで、尽くしても尽くしても報われないという側面を持っています。参謀としては最高、大将としては三流とも言われます。
天恍星反骨(エネルギー7点)艶事の星
 常識的な路線から少し外れたところで活動する特質から生家、生地に住むことが少ない星です。反骨精神、異端児といった雰囲気です。入浴が大好き、芸能、洋画の世界に憧れる、突然海外に住んでも不自由を感じないといった特質を持っています。男女の関係も活発な星で、この星を持つと再婚、再々婚も厭いません。
天南星一本気(エネルギー10点)女王の星
 正義正論を唱えてひたすらに前進します。一本気で、反省という言葉はありません。若さを象徴する星で、無邪気。嘘がつけない性格は、柔軟性に欠けるところがあります。女性が持つと上司でも容赦はしないという女王の星です。

初年運
天禄星堅実(エネルギー11点)王子の星
 計画どおりに物事を進める堅実派。理論派でうるさがられることもしばしば。補佐役としては超一流の役割を果たしますが、リーダー格になると途端に能力が半減します。
天将星波乱(エネルギー12点)頭領の星
 もっともエネルギーが大きなこの星の宿命は波乱。地を這うようなところから、天を突き抜けるところまで、勉強次第、環境次第。若年時の苦労が大きいほど後年の運勢が高くなる傾向があります。
天堂星保守(エネルギー8点)老成悟りの星
 考え方も行動も保守的で、ルールを守り伝統的なものを大切にします。企画力、アイデアに優れたものをもっていますが、自ら進んで新しい分野に挑戦することはありません。
天胡星感性(エネルギー4点)ロマンの星
 感性が豊かで、直感カにも優れたものをもっています。独自の世界を作り出す創造力にも長けていますが、組織の中ではなかなか生かすことができません。
天極星純粋(エネルギー2点)従順の星
 純粋で素直な性格です。先輩や上司には抵抗なく追従できるため、組織の中では大過なく過ごすことができます。大仕事を任せられたり、独立して仕事をするときには弱さが露呈します。

壮年運
晩年運
天庫星突進(エネルギー5点)頑固の星
 束縛を嫌い、自分の思うところへ突進する激しさを持っています。凝り性という側面もあり、自分が信じたこと、これだと決めたことには人の助言は受け付けません。
天馳星逆転(エネルギー1点)多忙の星
 一言で言えば頑固者です。頑なに自分の世界に没頭し、自分で自分を忙しくしてしまいます。人間関係の構築が上手ではないため、登用される機会は稀ですが、一発逆転の可能性を有しています。
天報星変化(エネルギー3点)多才の星
 お天気屋さん。多芸多才で、いろいろなことを同時にこなす能力を持っています。忍耐カがなく、単なる器用貧乏で終わることも。男性は女性に弱いタイプが多く、女性は秘密のことを喋ってしまう傾向にあります。
天印星無防備(エネルギー6点)変化の星
 人を信じやすく、無防備なところがあり、争い事は嫌いで、無抵抗主義です。自分の実力を知ってから行動する慎重派。養子の星とも言われ、親との縁が薄い星です。未亡人の星とも言われます。

 上の表に関しては、自分にない星についての説明も良く読むようにしてください。 自分にない星の生き方を心がけ、努力しようとしていませんか?  あるいは、自分の星の生き方を改めようと努力していませんか?  持って生まれた自分では変えることができない命式、つまり器は注意や心がけではどうすることもできないのです。 注意をしても、心がけても、どうしてもそのように生きてしまうことを、命式、器が示唆しているからです。 注意をして、心がけて、遠慮をしながら自分らしくない生き方をするのは、面白くない、楽しくない、納得がいかない ということになります。自分は自分らしく、自分の器に沿って生きることがもっとも大切なことなのです。

 極端な例を挙げます。調舒星を主星に持つ人は、孤独が支配します。しかし、調舒星は、孤独を好む星です。 人は「寂しそうだ」とか「もっとみんなの中で楽しく過ごせばいいのに」などと言うかもしれませんが、それは大きなお世話なのです。 「私はこれが好きなんだから、放っておいて」と反発したくなるはずです。 その気持ちを大切にしなければ、その人らしい花を咲かせることはできないというのが私の考えです。 この人が「人と強調しながら生きてゆくことを心がけよう」と思ったら、もはやその人ではなくなってしまうのです。

 車騎星と牽牛星が同居している女性は、男女の関係に活発な人と言われています。 車騎星は彼氏の星、牽牛星は夫の星だからです。夫を持ちながら、別に彼氏がいることを暗示しているわけです。 「せいぜい自制して、もめ事にならないように気をつけよう」と心がける、それは悪いことではありませんが、 ふと気がつくとそういう状況下にあるというのが、命式の命式たるところなのです。 潔癖な星を持っている人から見れば「絶対に許せない」となりますが、それもひとつの生き方であり、 それが自分の器の一部であれば、そういう状況が生じること自体はやむを得ないことなのです。 上手に、しっかりとした生き方として自分の人生の中に取り入れることが、その人の幸せに繋がると解釈したいのです。

 千差万別の人間の器ですが、人それぞれに自分の器を大切に生きることが大事なのです。 大きな器をぶら下げて、いつまでもウロウロしていたのでは嵩張るだけで邪魔になる以外の何物でもありません。 大きさはどうでも、自分の器の中身を一杯にして瑞々しく、溌剌と生きてゆくことがすばらしいのです。

7. 月運

 節気から節気までを月と考え、月の干支を干支欄に書いて、月運の表を作ります。以下に龍馬が暗殺された1867年の分だけを掲げます。(ウェブ鑑定を申し込まれた方には今年分の月運の表を作成します。) ひと月は節入欄に示した時刻に始まります。それまでは前の月と考えてください。

龍馬の月運(1867年分)
節入(JST)十干十二支主星従星月運天冲殺
11867/01/06 03:02 庚(コウ) 丑(うし)貫索星天庫星結実
21867/02/04 14:52 辛(シン) 寅(とら)石門星天馳星禄財
31867/03/06 09:29 壬(ジン) 卯(う)鳳閣星天報星収穫
41867/04/05 15:09 癸(キ) 辰(たつ)調舒星天印星危険
51867/05/06 09:22 甲(コウ) 巳(み)禄存星天貴星冲殺
61867/06/06 14:14 乙(オツ) 午(うま)司禄星天恍星忍耐
71867/07/08 00:47 丙(ヘイ) 未(ひつじ)車騎星天南星実行
81867/08/08 10:23 丁(テイ) 申(さる)牽牛星天禄星成長
91867/09/08 12:40 戊(ボ) 酉(とり)龍高星天将星決断
101867/10/09 03:26 己(キ) 戌(いぬ)玉堂星天堂星疲労
111867/11/08 05:45 庚(コウ) 亥(い)貫索星天胡星制覇
121867/12/07 21:58 辛(シン) 子(ね)石門星天極星油断
主星、従星、月運天冲殺の上にマウス・カーソルを置くと意味が表示されます。

 この表の作り方は、年運の表と概ね同じです。
 干支はその月の干支です。その干支に基づいて、主星・従星を算出しています。
 月運天冲殺の欄には、毎月の運気を記載しました。この内、危険・冲殺・忍耐の3ヵ月間を月運天冲殺期と考えます。龍馬は 辰(たつ) 巳(み)天冲殺ですが、 年支が子寅辰午申戌なら辰(たつ)の月が、 年支が丑卯未未酉亥なら巳(み)の月が冲殺の月となります。 龍馬の年支は未(ひつじ)なので、 巳(み)の月を冲殺の月とし、 その前後の月をそれぞれ、危険・忍耐とします。そして、後は順に 実行・成長・決断・疲労・制覇・油断・結実・禄材・収穫と当てはめてゆくのです。 各期間の意味については、年運天冲殺の項に掲げた表を参照してください。





次に月運天冲殺をグラフで示します。このグラフは、今年の龍馬のバイオリズムを表します。
Javaアプレットを有効にすると龍馬の今年のバイオリズムのグラフが表示されます。

8. 日運

 日の干支を干支欄に書いて、日運の表を作ります。以下に龍馬が暗殺された1867年12月の分だけを掲げます。(ウェブ鑑定を申し込まれた方には今月分の日運の表を作成します。)

龍馬の日運(1867年12月分)
十干十二支主星従星日運天冲殺
1 乙(オツ) 巳(み)司禄星天貴星冲殺
2 丙(ヘイ) 午(うま)車騎星天恍星忍耐
3 丁(テイ) 未(ひつじ)牽牛星天南星実行
4 戊(ボ) 申(さる)龍高星天禄星成長
5 己(キ) 酉(とり)玉堂星天将星決断
6 庚(コウ) 戌(いぬ)貫索星天堂星疲労
7 辛(シン) 亥(い)石門星天胡星制覇
8 壬(ジン) 子(ね)鳳閣星天極星油断
9 癸(キ) 丑(うし)調舒星天庫星結実
10 甲(コウ) 寅(とら)禄存星天馳星禄財
11 乙(オツ) 卯(う)司禄星天報星収穫
12 丙(ヘイ) 辰(たつ)車騎星天印星危険
13 丁(テイ) 巳(み)牽牛星天貴星冲殺
14 戊(ボ) 午(うま)龍高星天恍星忍耐
15 己(キ) 未(ひつじ)玉堂星天南星実行
16 庚(コウ) 申(さる)貫索星天禄星成長
17 辛(シン) 酉(とり)石門星天将星決断
18 壬(ジン) 戌(いぬ)鳳閣星天堂星疲労
19 癸(キ) 亥(い)調舒星天胡星制覇
20 甲(コウ) 子(ね)禄存星天極星油断
21 乙(オツ) 丑(うし)司禄星天庫星結実
22 丙(ヘイ) 寅(とら)車騎星天馳星禄財
23 丁(テイ) 卯(う)牽牛星天報星収穫
24 戊(ボ) 辰(たつ)龍高星天印星危険
25 己(キ) 巳(み)玉堂星天貴星冲殺
26 庚(コウ) 午(うま)貫索星天恍星忍耐
27 辛(シン) 未(ひつじ)石門星天南星実行
28 壬(ジン) 申(さる)鳳閣星天禄星成長
29 癸(キ) 酉(とり)調舒星天将星決断
30 甲(コウ) 戌(いぬ)禄存星天堂星疲労
31 乙(オツ) 亥(い)司禄星天胡星制覇
主星、従星、日運天冲殺の上にマウス・カーソルを置くと意味が表示されます。

 この表の作り方は、年運の表と概ね同じです。
 干支はその日の干支です。その干支に基づいて、主星・従星を算出しています。
 日運天冲殺の欄には、毎日の運気を記載しました。この内、危険・冲殺・忍耐の3日間を日運天冲殺期と考えます。龍馬は 辰(たつ) 巳(み)天冲殺ですが、 年支が子寅辰午申戌なら辰(たつ)の日が、 年支が丑卯未未酉亥なら巳(み)の日が冲殺の日となります。 龍馬の年支は未(ひつじ)なので、 巳(み)の日を冲殺の日とし、 その前後の日をそれぞれ、危険・忍耐とします。そして、後は順に 実行・成長・決断・疲労・制覇・油断・結実・禄材・収穫と当てはめてゆくのです。 各期間の意味については、年運天冲殺の項に掲げた表を参照してください。





次に日運天冲殺をグラフで示します。このグラフは、今月の龍馬のバイオリズムを表します。
Javaアプレットを有効にすると龍馬の今年のバイオリズムのグラフが表示されます。

9. 相性

● 相性は長くつき合って知る

 人間社会には、いろいろなタイプの人がいます。そのタイプを基本的に宿命星で大別し、さらに十二支の陰陽で分けてみることにより、運期によって自分がどのタイプかが理解できたことと思います。
 その運期は、自分自身だけのものです。社会は個人だけで回っているわけではありません。自分を中心にすると、友人や上司、同僚、家族、恋人、愛人など関係のある人とは、いったい合うのか合わないのかが重要なポイントになってきます。
 よく人間関係でギクシャクしているということを耳にします。「あの人と、私合わないんじゃないかしら」とか、「あの上司、俺にやけに冷たいんだよ」「彼と私、根本的に性格が合わないのよね。別れるしかないわ」とか、こういった話は日常茶飯事ですね。
 そこで、少し待って下さい。本当に合わないのでしょうか。合う=相性なのです。この相性が悪いというのを、勘や噂だけで切り捨てて後悔することもあります。
 人間は宿命星の基本性格でいろいろなタイプがあるわけですから、表面的にぶつかることもあります。ただ、長くつき合っているうちに、竹馬の友のような間柄になることもあるのです。それを表面的に感じるままに喧嘩をしたり、別れたりしていては、人間関係の中で孤立するようになってしまいます。
 俗に「喧嘩するほど仲がよい!」という言葉があります。これは宿命星との相性が関係してきます。つまり、表面的には性格として合わないものの、“相性の根底”では合う、ということがいえるのです。
 そういったことから、宿命星の運期や基本運だけで他人との関係を考えずに、相性もじっくり解読して、自分によりよい相手と交際するようにして下さい。

● 相性とは、人間関係での生き方を知る

 相性とは、読んで字のごとくです。相まみえる人間関係(=性(さが))のことなのです。『広辞林』(三省堂刊)によると、「相性・合い性=①性(しょう)が合うこと。性(しょう)とは、陰陽家(おんようけ)が男女の生年を木・火・土・金・水の五行に分けて割り当てたもので、木と火、水と土、土と金なとは性が合うという。②(男女の)性格がよく合うこと」と書かれています。ただ、この説明の「木と火、水と土、土と金などは……」の部分は、順回りに<木と火、火と土、土と金、金と水、水と木>が相(合)う性ということです。
 この“陰陽家”(おんようけ)とは、陰陽五行説に基づいて陰陽道の占いをつかさどる家柄のことです。陰陽五行説の基は平面五行ですが、これは、木・火・土・金・水の五行を時間の理論で占います。これに立体五行説という空間の理静を合わせると、<天冲殺>の定義がでてくるのです。時間があって、空間がない間が(天神救)なのです。
 いま、この本をお読みになっている皆さんは、六星(木星・火星・土星・金星・水星・準星)でここまで読んできたのに、突然五行で五つのことしかでてこないことを不思議に思われることでしょう。
 この六星は、天冲殺の原理の中から生まれたものです。それを立体的に解説します。
 準星は天上にある星で、土星が地にある星になります。図にあるようにこの二つの星は、他の四つの星(木星は東・火星は南・金星は西・水星は北)の真ん中に位置し、表裏一体的な形になっています。
 宿命星の基本運でも述べましたが、準星(辰巳)は天上にあって自分の心の場所と定(さだめ)。北は水星、南は火星で、この縦の関係は精神的なもの。東は木星、西は金星で、この横の関係は現実的なもの。人はそれぞれ自分にないものを求めて、反対側に片寄ります。目的を精神と現実の交差点に求めます。だから精神が無になっていることにより、準星はつねに体(形)で表現しようと現実的で体験主義の性格になるのです。逆に、土星(戌亥)は地上の中心にあって、精神と現実の接点が無になっていることから、いつも<精神>を求めようと、高い教養を求める性格になってしまうのです。この場合、土星は求めるものが目に見えないもの、心の存在であるために、心の修練を積んだ人と積まない人の差が大きくひらくわけです。
 これでおわかりになったでしょうか。<相性>ということが、ただ単に勘とか、巷の噂話だけで言ったり聞き流したりするものでないことを、ここで説明したかったのです。<相性>は、根拠のある立体陰陽五行易からでているものなのです。私の真理占星術では、宿命とともに相性を重要視しているのも、これが現代社会における人間相関図の原点と考えているからです。

● 宿命的な相性をどうやって知るか?

 では、相性を知るにはどうすればいいのかを、説明していきましょう。
 すでに、自分の宿命星と12年周期のバイオリズムは把握していますね。
 相性を見るのに、次の二つの方法があります。
  1. 宿命星から宿命星を見る。自分の宿命星とバイオリズムから、相手の宿命星とバイオリズムを見る。この逆も見て下さい。(相性の鋭明は星人同士のを参照)
  2. 自分の宿命星と12年周期バイオリズムをもとに、相手の十二支の誕生年干支が指したところの期(冲殺期、実行期、制覇期等のこと)を見る方法。これは逆にも見ます。相手の12年周期バイオリズムに、自分の誕生年干支を指して見るのです。そして、お互いに相手が何期なのかを知ることです。
 以上の二つの見方をポイントにして、相性が悪い場合とよい場合、どう折り合えばいいかを考えればよいのです。

 例として、坂本龍馬(1836年1月3日生)と お龍(1841年7月23日生)との相性を見てみましょう。

Ⅰ.宿命星同士で知る相性

龍馬は翔の精(準星人)-です。
お龍は火の精(火星人)-です。

準星人から見た火星人との相性火星人から見た準星人との相性
 この組み合わせは、一見した限りではたいへん相性がいいように見えます。ところが、この相性の夫婦は一般的な夫婦のように永続性のある関係にはなりにくく、困難な面が多い相性です。ただ、この二つの星人の夫婦が離ればなれになっているケースは、また別です。たとえば、一方の星人が外国赴任で長い間家庭をあけたり、単身赴任でたまにしか会えないといった状況です。このような場合であれば新鮮さを保ち、永く続くでしょう。基本的には、友人関係や恋人同士ではすこぶるいい相性といえます。仕事や組織の中では、この関係はユニークな新鮮さを保ち、火星人が準星人を引っ張るので新しい発展性を生み出します。  火星人の視野が広がるような相手が準星人です。火星人は独特の個性を持ち、プライドが高く、あまり目立つことを好みません。が、準星人は自由奔放で、心より形で表現することが得意なだけに、火星人にとっては、自分にない部分を持つ準星人が、とても魅力的に映ります。
 ただ、この二つの星人が夫婦関係になると永続性がありません。友人関係のような付き合いで生活するか、別居するような形式で夫婦関係をつづけることができれば、相性は好転します。つまり、二人で平和な生活に入ると、互いの心が孤独になってしまうのです。
 共同経営者であったり、友人関係、同じ組織の同僚だったりすると永続的な、最高の相性になります。お互いに困難があった場合には、互いの欠点をカバーするように一致協力して事にあたるだけに、いい組み合わせでしょう。

Ⅱ.宿命星と年支で知る相性

お龍の年支は丑、龍馬の禄財年に当たります。
龍馬の年支は未、お龍の冲殺年に当たります。

龍馬から見たお龍は禄財の相性お龍から見た龍馬は冲殺の相性
 この相性の人との交わりは、常にお金が関係してきます。もし龍馬が禄財の相性の人と結婚すれば、男性ならトントン拍子で出世し収入もうなぎ上り。女性なら、夫の収入がやはり上がっていきます。家計が安定しているため、心のゆとりができ幸福な家庭となります。仮にもし万が一お金に困っても、この相性との交わりは、なんとか間に合ってしまう強い運を持っているのです。
 付き合うことでお金に緑がでてくるのですから、仕事のパートナーには最適です。この相性の二人が大きな投資をしても、それは確実に戻ります。また、この相性の上司のもとにいると収入がアップしますし、部下を持てば大きな仕事をこなし、業績を何倍もアップさせます。
 ただ、もし龍馬が冲殺期に入ったら、この相性の人にお金を奪われてしまうかもしれません。逆に相手が冲殺期に入ったら、今度は龍馬が有利になります。そのうえ、相手から見て龍馬が冲殺の相性であれば、その人は龍馬の奴隷となって龍馬にお金を運んできます。龍馬が冲殺期にでも入れば、運気は逆転と、シーソーゲームを繰り返すことになります。欲におぽれさえしなければ幸せになる相性ですから、信頼し合っていくことです。
 お龍から見ると、この冲殺の相手は、その本当の姿がまったくといっていいほど見えません。逆に、相手の方は、お龍からはまったく見えない場所にいて、お龍のすべてを見ています。お龍にとって、これほど不利な相手もいません。すべては相手の意のまま。この相手は往々にして、お龍にとってイヤなことを無意識のうちにやってしまいます。
 しかし、この人に支えられることによってお龍は十二支のよさをすべて持った、12倍大きな人間に育ちます。またお龍の会社を大きくさせたかったら、この相性の人がいるかいないかが鍵になります。お龍の手の届かないところで、会社運営をしていける人だからです。ただその場合、会社に対するお龍の実権は薄れます。お龍が自分の目的をどこに定めるかが、この相性の人と付き合うポイントになります。また、この相性の人はお龍が本当に必要としているときにいなかったりしますから、注意して下さい。ときどき会ったり、一定の間隔をおいて付き合えれば、たいへんよい結果を生みます。
 結婚相手としては、あまりおすすめできません。しかし、恋に落ちて結婚した場合は、同じ目的は持たず、友達のような夫婦になれれば最高です。この相性の人をお龍が助けることによって、その人はかゆいところに手が届くようになりますが、相手の麻薬的要素に冒され、この人がいなければなにもできなくなります。
 会社で、もし自分の上司が冲殺の相性にあたる場合、へたに反発したり、自分を押し通すことは不利です。相手はお龍をお見通しなのですから。反感を買う行為も避けるべきです。相手から自分に欠けるものを学ぶようにすれば、運が開けます。また、この相性の部下は、お龍にとって、扱いにくい相手です。へたに相手の意を汲むような行動にでてしまうと、結果は裏目にでます。強気の中に、精神的な理解を示してあげることがよいでしょう。


 以上が、坂本龍馬(1836年1月3日(時分不明)生まれの男性)の鑑定書になります。
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